コチニール染めとインディゴ服

庭がすっかり緑になりました。りんごやライラックの花も咲きはじめました。

そろそろ花粉症のシーズンも終わりのはずですが、まだまだマスクが手放せません。

この春から、外での染め仕事には防塵マスクを使っているのですが、これがとても優れていることに気がつきました。マスクもいろいろつかいましたが、今のところこれが最強。

ただ、見た目が大仰なのが玉にキズ。クチナシかなにかで黄色く染めたら、まるでアヒルのくちばしです。先日、息子が登校するのを見送りにこの姿で外にでたら、近所の小学生のお母さんに「そっ、それは、、マスクですか?」と聞かれました。

 

赤やピンクを染めるのに、去年はラックと茜を使いました。先日、染め材料入れをひっくりかえしていたら、買ったまますっかり忘れていた1kgのコチニールが。これも使ってみることに。

コチニール キラキラです Cochineal
コチニール キラキラです Cochineal

 

水に酢酸を少し入れてコチニールを煮出します。ぐつぐつ鍋で煮出して、染料をとること数回。煮出した液を全部合わせて染めに使います。

酢などで染料のphを調節したり、媒染の仕方を変えると、様々な色ができます。濃く染めればわりと退色しにくい。やっぱりコチニールはいい染料だと思います(高価ですが)。

煮出したもの。右が一番目、左が二番目。Cochineal extract
煮出したもの。右が一番目、左が二番目。Cochineal extract

 

今回は、インディゴ染めのリネンやコットンリネン布を初めて使ってみました。よく洗いをかけてある、滑らかでいい生地です。これで、チュニックやワンピース、スカートを作りました。ガラガラ洗って、いい風合いに。これもhako plusでの展示に持っていきますね。

製作ノート「草木染め」 / All-Natural Dyestuffs Used

マンゴスチン mangosteen dye 染め

■草木染め All-Natural Dyestuffs Used

服に仕立ててから、1枚1枚手染めをしています。

天然染料(いわゆる草木染めに使う植物性のもの、動物性のもの)を使用し、何度も染め重ねて色を出しています。柔らかくくすんだ深い色合いは、天然染料ならではのものです。All our clothes are hand dyed using natural dyes described in detail elsewhere on this web site.

■主に使っている天然染料

*藍に関しては、現在はすくも、琉球藍、自家製の泥藍などを中心に使っています。

 

■草木染めの手順(藍や柿渋は行程が異なります)Dyeing process

1、細かく砕いた材料を、鍋にいれます。水で満たし火にかけ、30分ほど煎じます。水を換え同じ事を数回くりかえし、できた液を染料液とします。写真は蘇芳。The natural materials used as dyes (plant leaves, tree bark and galls, insect shells, . . . ) are crushed or cut up when dry into small pieces, placed in a pot and boiled in water for 30 minutes. The water is then strained to remove the dye extract. This process is repeated several times, until all the dye is extracted from the original material.
1) 細かく砕いた材料を、鍋にいれます。水で満たし火にかけ、30分ほど煎じます。水を換え同じ事を数回くりかえし、できた液を染料液とします。写真は蘇芳。The natural materials used as dyes (plant leaves, tree bark and galls, insect shells, . . . ) are crushed or cut up when dry into small pieces, placed in a pot and boiled in water for 30 minutes. The water is then strained to remove the dye extract. This process is repeated several times, until all the dye is extracted from the original material.
 
コットンリネンガーセのブラウス のり抜き後、洗いをかけたところ
コットンリネンガーセのブラウス のり抜き後、洗いをかけたところ

 

 

4) 媒染液にひたして、染料を定着させます。Then, the clothing is removed and placed into a mordant bath for 30 minutes. (この画像は、のちにアップ予定です)

 

5、3→4の工程を繰り返して、濃く染め重ねます。
5、3→4の工程を繰り返して、濃く染め重ねます。

 

 

■媒染について About mordant

草木染めであっても、媒染剤の中には人体に有害であるものも存在します。

製作には、錆びた釘と木酢や食酢から作った自家製の鉄媒染液、漬物などに使う食用みょうばんを水に溶かしたアルミ液の二種類を使っています。どちらも安全です。

 

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2015 Spring/Summer リネンダブルガーゼブラウス Linen double-gauze blouse(B-1503)

2015 Spring/Summer リネンピンタックブラウス Linen pintuck blouse(B-1506)

blog_16th May

初夏のグレインノート展も、残すところあと一日の展示となりました。これまでおいで下さったみなさま、どうもありがとうございました!

じつは先週息子に風邪をうつされ、展示の2日目の朝には夫と揃って内科を受診したところ。グレインノートでも、来て下さったみなさまと座ったままお話をしたり、、などと、横着していてすみません。指田さん(グレインノート店主で木工家)の椅子の座り心地が良いので、座ったら最後、もう立ち上がれません、、と言い訳してみたりして。

最終日の明日(日曜日)は、15時まで開いています。おでかけ下さい。

 

グレインノートにて
グレインノートにて

 

さて、今頃になりましたが、今シーズン作ったもののご紹介を。
下の写真は、新しいブラウスその一。

リネンのダブルガーゼを見頃にギャザーたっぷりと使い、平織りのリネン生地を襟ぐりに使いました。リネンガーゼははっきりした色に染め上がるので、染めていて楽しい素材です。

これはリネンのパンツやジーンズに合いそうなので、私も一枚ほしいなぁ、、。

 

リネンガーゼのブラウス Linen gauze blouse
リネンガーゼのブラウス Linen gauze blouse

 

リネンガーゼのブラウス 色のバリエーションはこんな感じです Linen gauze blouse in various colours
上のリネンガーゼのブラウス 色のバリエーションはこんな感じです Linen gauze blouses in other colors