藍染めの街 その2

とあるお店に展示してあった藍染めの材料 左の丸いカゴに入ったのは、固形状になった藍ですね こちらの工房では、藍建てにココナツの灰やスターフルーツなどを使うようです。

続きです。

宿からでてすぐの通りには、市場がたっています。これも午前中限定の朝市でした。お昼頃になると、みんな蜘蛛の子を散らしたようにいなくなってしまうのです。

糸を紡ぎ、育てた藍で染め、村人みんなで織ったものを持ってきた女性もお店をだしていたのですが、お昼過ぎに通ったときには、もういなくなっていました。残念、、。

昼間暑くなるタイの気候では、このシステム(?)はとても合理的ですね。みんな、一仕事終え、家に帰って休んでいるのでしょうか。

そういえば、前回の滞在では、夜の7時半をすぎて外にでたらすでにシャッター街。食べるところを探すのに苦労しました。(この街では、夜になると妖怪でもでるのかも)。

朝市にて。昼頃になると、蜘蛛の子を散らしたように誰もいなくなってしまいます。(手前に亀の入ったボウルがあったのですが、うまく写ってなくて残念)。
朝市にて。(手前に亀の入ったボウルがあったのですが、うまく写ってなくて残念 ←亀はスープにでもして食べるのでしょうか?)。

 

村の人が織った藍染めのパーシンを売っていた女性たち。
村の人が織った藍染めのパーシン(サロンスカート)を売っていた女性たち。

 

とあるお店に展示してあった藍染めの材料 左の丸いカゴに入ったのは、固形状になった藍ですね こちらの工房では、藍建てにココナツの灰やスターフルーツなどを使うようです。
とあるお店に展示してあった藍染めの材料 左の丸いカゴに入ったのは、固形状になった藍ですね こちらの工房では、藍建てにココナツの灰やスターフルーツなどを使うようです。

 

こちらは天然染料の材料
こちらは天然染料の材料 マリーゴールドやキーレック、マンゴスチンなど

 

マンゴーの木にたくさん実がなっていました。トタンの塀がいいぐあいにボロボロに。

 

おしゃれなカフェ(多分)もちらほら

 

今回の滞在もあっという間でした。

帰りの飛行機の窓から下をみたら、小さな街の周りに田畑が広がっています。今回知り合った藍の村の人たちは、ここから来ているのかな?あちらの村かな?と思いながら出発。無事にバンコクへ帰ってきました(帰りはジェット機でした!)。

次回はちょっと足を延ばして、藍染めの村へ行ってみるつもりです。

藍染の街 再訪問

藍染の街に再び来ています。ちょうど一ヶ月ほど前に来た街です。

バンコクから飛行機で入ったのですが、なんと今回は小さなプロペラ機でした。そのプロペラ機、バスに大きな扇風機がくっついたかのような風体。きっとこの路線は乗客数が少ないのでしょう。機内に入ると、一列4席しかなく、内部もまるでバスのよう。一瞬不安になります。

そういえば、ボーディングゲートで待っている時、2歳にもならないような男の子が走り回っていて、いや〜な予感がしたのです。

案の定、飛行機にのるやいなや、その子が大声でギャンギャン泣き叫んでいました。そうだよね、怖いし、泣きたい気分だよねぇ、私も泣きたいよ〜、、と、かわいそうに思ったのですが、その後すぐ私は熟睡モードに入ったようで、まったく記憶がありません。

それにしても、こんな時、白い目で見たり、苦情を言ったりしないタイの人。お母さんたちにとっては、子育てしやすい環境でしょうねぇ。

着陸直前にもかなり揺れ、となりの席に窮屈そうに座っていた、キチッとスーツを着た大きな体のタイ人男性が、前の座席にしがみついているのを見てしまいました。彼も泣きたい気分だったのかもしれません。なにはともあれ、生身のまま着いてよかったです(前置き長いな)。

ちょうどバンコクも蒸していて雷雨の予報だったところ。到着前にここへも雷雨が来たらしく、空港のまわりは沼と化していました。街中は涼しくてまるで避暑地にきた気分。爽やかさに歌でも歌いたくなります。

 

一歩バンコクから離れると、やはり別世界です。木造のタイの家が立ち並び、路上にねこや犬がうろうろしていて、人ものんびり。みんな恥ずかしそうにニコッとするのがバンコクの人と違います。タイらしさのまだまだ残る地方都市、やっぱり居心地良しです。

週末なのにガラガラの大通り
週末なのにガラガラのメインストリート このあと犬に吠えられてここから退散

 

こんな家も普通に残っていてびっくり
こんな家も普通に残っていてびっくり

 

早速でかけ、街をうろうろして、藍染めの手紡ぎ手織りストールをみていたら、おしゃれなタイ人カップルが。旦那さんが、買ったばかりらしいストールをしていたので、どこで買ったのか聞いてみました。ついでに立ち話。二人ともバンコクから来ているとのこと。奥さんがアーストーンで非常に控えめな色合いの織りのサロンスカートをはいていたので、そちらも聞いてみれば北タイで買ったとのこと。

タイにはまだ探せばあるんですね、そんなすてきな織りの布が。街の名前も聞いてきたので、ぜひ次回行ってみなければ。

今日の収穫 Indigo scarfs I got today
今日の収穫 Indigo scarves I got today

 

布やマッドミー(イカット)のパーシン(サロンスカート)を買おうと思っていたのですが、今回はストールばかりになりました。昨日も今日も、紙袋をたくさんぶら下げて、遭難しそうになって宿にたどり着きました。

前回シンプルな藍のスカーフを扱っていた男装の麗人もいなかったし、カゴ売りのおばちゃんもいませんでしたが、織りの先生に話を聞いたり、家族で藍を栽培して織っている若い女の子に話を聞いたり、学ぶことも出会いもありました。

それにしても、このストールたちの柔らかさ。綿をふっくら紡いであるので、まるでカシミアのような手触りのものもあります。ひとつひとつ織りの具合もまちまちなので、直接見て選んでいただいたほうがいいかな、、。春と秋の展示に持っていきますね。

 

タイティーでひとやすみ
タイティーでひとやすみ 飲むたびなぜ赤いのか不思議なのですが、誰に聞いても訳を知らない。

3/5追記:タイティーやラオスティーが赤いのは、キュアリングと呼ばれれる加工処理の後に、タマリンドの種を加えるためだそうです。タマリンドは、トムヤムクンに入っている酸味のある豆です。東南アジアでは藍染にも使われています。

 

カリカリポークと空芯菜の炒め物。目玉焼きと。My late lunch; Pad Pak Bung Fai Daeng with Moo Grob.

遅めのお昼ご飯。オムレツを頼んだのですが通じなかったよう←でもそんなのどうでも気にしません。自分で作った空芯菜炒めよりも30倍おいしくてワナワナと感動。おじさんに「美味しかった!」と伝えると、ニコニコしながら「そうか!ところで、君はフィリピン人?」と返されました。

 

日が暮れると空気も冷たく、フェイクファーのジャケットを着ている若い女の子たちをお寺の周りで見かけました。フェイクファー、流行っているの?私もジャケットを持って来ればよかったと思いましたが、さすがにファーコートはね、、。タイの人の体感温度がまったく違うことをこんなとき思います。

猫たちも前足を丸めて縮こまっていました。彼らにとっても寒いようです。

藍染めの街

バンコクへ帰りがてら、藍染めの街を通ってきました。

下調べしておいた、藍染めや織りをしている郊外の村へ行ってみたかったのですが、車をチャーターできるかホテルで聞いてみても、手応えのないフニャフニャの答えに出鼻をくじかれます。

時間もないし、(旅行も終盤で疲れていたし)、それなら布だけでも少し手に入らないか、、、と思い、クラフトを扱っているOTOP(一村一製品運動)のショールームへ行ってみるも、中は夜逃げでもしたかのようにがらんどう。

が、たまたまその隣にあった商工会議所のお姉さんに思い切って聞いてみると、なんと日本語のできる友達に電話をかけてくれたのです。聞けば、藍染めのお店が並ぶ通りがあるというではありませんか。タイ語ができなくても、あたって砕けてみるものですねぇ。

昔ながらのタイスタイルの家が並んでいます
昔ながらのタイスタイルの家が並んでいます

 

ここで持ち手のついた籠を購入
途中、ここで持ち手のついた籠を購入。籠売りのおばさんは、午後に通った時にはすでに店じまいしていて、ここから籠ごといなくなっていました。

 

ここは普通のテーラー。藍染めの服も飾ってあります。

 

藍染め市にて。マッドミー(絣のスカート)を専門に売っていた女性。
マッドミー(絣)のパーシン(サロンスカート)専門のお店。もちろん、天然藍染めで手紡ぎ手織り。センスもよくて柄もきれいに縦横合っています。上手な人が織ったことがわかるのですが、はて、どうやって使おう、、?と考えると買うのを迷ってしまいました。

 

こちらのご夫婦はストール中心。マッドミーもありました。
こちらのご夫婦はストール中心。マッドミーも少しありました。

 

私の持っていた籠を見て「いくらだった?」と尋ねてきたおばあちゃん。自分の自慢の籠をだしてきて「私のはここんとこが細いんだよ」と。二人ともマッドミーで作った巻きスカートやパンツを着用しています。
私の持っていた籠を見て「いくらだった?」と尋ねてきた右のおばあちゃん。自分の自慢の籠を家からだしてきて「私のは、ここら辺の目がこまかいんだよ」と。二人ともマッドミーで作った巻きスカートやパンツを着用しています。

 

タイティーで一服。
タイティーで一服。

 

細いダイヤ模様に柄が浮き出た藍染め布。手織り。二巻き手に入れました。
細いダイヤ模様に柄が浮き出た藍染め布。こちらも天然藍染めの手紡ぎ手織り。二巻き手に入れました。

 

体調不良で始まり、実りのないかに見えた今回の旅も、藍染め布やストールを手に入れることができ、よいシメとなりました。次回は買う気でスーツケースを持って出直します。

グリーンと赤

去年に引き続き、今年もどうもスズメバチが多いようです。毎日庭に飛んできてガラス窓にぶつかっていきますし、アトリエの中にも巨大な(本当にスズメほどの大きさ!)のスズメバチが飛び込んできました。

藍のにおいも好きなようです。藍染を始めると、頭の上であの嫌な羽音が聞こえてきます。

先日は、藍甕の蓋を閉めようとしたところに飛び込んできて、甕の中で溺死寸前になっていたマヌケな一匹がいました。今日来た一匹は、染めた服に止まったり、服からしたたる藍を飲んだり(?)していました。これでは安心して作業ができません。宇宙服でも着たい気分です。

昔から、藍で染めた農作業着はハブよけや蚊よけとされてきたと聞きますが、これもどうも怪しいなと個人的には思います。藍の服を着て藍染をしていても、あちこち蚊にさされるんですから(蛇にはまだ噛まれていません)。

 

藍とミロバランのグリーン
グリーンの染め重ね ひとまず終了!

 

藍染カディコットンとリネンのブラウス
藍染はまだまだ続きます リネンとカディコットンのブラウス

 

ラックダイのピンク 茜と蘇芳の赤 
ラックダイのピンク 茜と蘇芳の赤

ここのところ、インドの木版プリントの本を読んでいたのですが、草木染めの木版には、藍と茜が主に使われているようです。その濃い茜の赤が気になりはじめ、今回はその色に挑戦しているところです。蘇芳とインド茜を重ね、毎日毎日染めて少しずつ濃くしていきます。

とある染めの本を引っ張りだしてきて見ていたら、「600gの絹に3kgの茜(根っこ)」を使うと書いてありました。そういえば、以前も茜で朱色を染めた時、何度煮出して重ねたのかわからないくらい染めたのでした。赤も苦労の色ですね。でも、しっかりとした赤の中にふんわりとした柔らかさとムラ具合があって、草木染めならではのきれいな色です。

そんなわけで、この赤は17日からの自由学園明日館展には間に合わないしれません。6月1日からのオンラインストアには間に合うかな、、、?

初夏の展 準備中です

気がついたら、あっという間にこどもの日。染めに熱中しすぎて、先月30日からこのブログを更新するのを忘れていました。この調子で、気がついたら自由学園明日館(今月17, 18日)展の日に突入していそうです。

昼間はできる限り染め作業を進め、休憩時間や夜になると、今まで溜め込んでいた資料のファイルを作ったり、目を通したかった本を開けたり。いろいろな事が同時にはかどっています。そんな訳で、台所のテーブルには私の本(積ん読?)やノートが広がり放題・快適なことこの上なしです。息子が家にいたら、即めちゃくちゃにされているでしょう。

そんな私のゴールデンウィークもあと少しで終わり、実家で針のムシロに座っている(らしい)夫と息子が帰ってきます。やはり自分の生まれた国の実家ではあっても、長らく離れていればもう異邦人。居づらくなるものなのですねぇ。雨続きのお天気と時差ぼけも手伝って憂鬱そうな夫の顔が目に浮かびます。

さて、また明日のために、もうこの辺で休むことにします(ゴールデンウィーク中に観ようと思っていたDVD、全然開く時間もありません、、)。

 

カディコットンの藍染
カディコットンの藍染 もっと重ねて濃くします

 

藍の染め重ね中。重ねた回数が違うので、グラデーションのようになっていて、見ていて楽しいです。
藍の染め重ね中。重ねた回数がそれぞれ異なるためグラデーションのようになっていて、見ていて楽しいです。

 

藍の種を蒔いた畑
残った藍の種を畑にも蒔きました。乾かないように、ワラをのせてあります(←父の指令)。