藍建て 実験中

オンラインストアも残す所あと一週間です。たくさんのみなさまに見ていただき、そして、それぞれ大事にしてくださる皆様の元へ旅立っていきました。どうもありがとうございます!

それにしても、梅雨だというのに、ちっとも降りませんね。毎年、梅雨というとこんな調子ではなかったかな?庭がカラカラになっています。紫陽花はまだまだ。バラはもう末期状態です。

 

藍の糖建て

モロッコやインドの古い方法である(らしい)、藍を糖分で建てる(建てる=染められる状態にすること)方法を実験しているところです。

私が見つけた方法では、果糖を多く含む果物を集め、それを煮詰めてつくったスープが藍建てに使われていました。が、今の時期は糖分の多い果物が身の回りにありません(秋だったらリンゴの皮をつかうところですが)。

代わりに、果糖を含むはちみつを使ってみました。これはタイで買ってきた1リットル入りの瓶。

この糖分を、インド藍や琉球藍の溶けているバケツに投入したのが1週間ほど前。この時はph11.2程度でした。

毎日様子を見ていたところ、日に日にいい香りがしてきました。お酒でも作っているような甘い香り。においを嗅ぎつけたのか、スズメバチが飛んできていました。

だんだん泡だらけになってきたと思ったら、どうも発酵しすぎてしまったよう。試験紙で計れないほどphも下がってしまったので、新たに草木灰で灰汁をとり、投入。元のph11.2に戻しました。(覚え書き的)

今日、金属的な還元膜が張って、ようやく安定した状態になりました。液も本来の藍甕の色であるグリーンです。

これで染まるのでしょうか。暖かい日に試し染めです。

 

三連休

息子が高原学校の一泊旅行から帰ってきたのが木曜日。振替で金、土、日と学校は休みでした。

高原学校で彼がいない間、たいした料理もしないで適当に食べ、好きな時間に寝て起きて、自由を満喫していたのです(たった一日だけ)。「手を洗いなさい!野菜食べなさい!歯磨きしなさい!」ってガミガミ言う必要もないし、なんて楽なんでしょう。

でも、この週末は、息子の作文や宿題の手助けと、カブトムシとクワガタの幼虫の面倒、家の片付けで終わってしまいました。あぁ、この落差。

でも、息子がいなかったら、面倒で料理もしないでしょうし、適当にしか食べない自分が想像できます。

 

写真は、彼の帰ってくる直前に、夫が焼いたくるみ入りのシナモンロールビスケット。これをほぼ一人で平らげた息子なのでした。高原学校でよほどお腹が空いたようです。

あっ、今日はそういえば、父の日でした。お父さんたち、いつもお疲れ様!

藍染ストールのこと

金曜日からのhako plus での展示に、タイの藍の町で買ってきたストールも持っていくことにしました。今年の秋は展示の予定がないので、この機会にご覧いただこうと思います。そこで今日はタグを作ってつけたところ。

このストールたち、手紡ぎ手織りだけあって、びっくりするほど柔らかです。村では家族総出で綿を育て、紡いで藍染しているのだそう。綿がこんなに柔らかだなんて、初めて触った時は衝撃でした。

まだ気温差の大きい時期。肌寒い時や電車の中で羽織るため、私も自分用の一枚を持って東京へ向かいます。

 

去年の秋、朝食用に焼いてもらったポルトガル風のマフィンがおいしかったなー、また食べたいなー、と夫にリクエストを出したのですが、当の本人は「何それ?」←すっかり忘れている。

そこで、この自分のブログの去年の秋あたりを検索して、証拠写真を差し出したところ、「あー!」と。ブログって便利ですねぇ。

レシピを確認してみると、「小麦粉6カップ、砂糖1カップ」とあったようです。(アメリカのカップは240ccです)。ものすごい砂糖の量にびっくり。

ちかごろ、「あまくない砂糖の話」という、砂糖の及ぼす健康被害についてのドキュメンタリーをみて、こわ〜い思いをしたばかりなのです。砂糖を大幅に減らして作ってもらうことになりました。

小麦粉がそんなに入るボウルがない!というので、古いそばこね鉢をだしてみると、これがぴったり。ここでこね、リネンのぬれ布巾をかけて発酵させていました。これからは私も麺類はこれを使ってこねようと思います。

インドのタヴァで焼いた方が手前左、オーブンで焼いたものが右。タヴァの方がカリカリして私好みでした。

小分けにして冷凍し、朝トーストして食べます。

コチニール染めとインディゴ服

庭がすっかり緑になりました。りんごやライラックの花も咲きはじめました。

そろそろ花粉症のシーズンも終わりのはずですが、まだまだマスクが手放せません。

この春から、外での染め仕事には防塵マスクを使っているのですが、これがとても優れていることに気がつきました。マスクもいろいろつかいましたが、今のところこれが最強。

ただ、見た目が大仰なのが玉にキズ。クチナシかなにかで黄色く染めたら、まるでアヒルのくちばしです。先日、息子が登校するのを見送りにこの姿で外にでたら、近所の小学生のお母さんに「そっ、それは、、マスクですか?」と聞かれました。

 

赤やピンクを染めるのに、去年はラックと茜を使いました。先日、染め材料入れをひっくりかえしていたら、買ったまますっかり忘れていた1kgのコチニールが。これも使ってみることに。

コチニール キラキラです Cochineal
コチニール キラキラです Cochineal

 

水に酢酸を少し入れてコチニールを煮出します。ぐつぐつ鍋で煮出して、染料をとること数回。煮出した液を全部合わせて染めに使います。

酢などで染料のphを調節したり、媒染の仕方を変えると、様々な色ができます。濃く染めればわりと退色しにくい。やっぱりコチニールはいい染料だと思います(高価ですが)。

煮出したもの。右が一番目、左が二番目。Cochineal extract
煮出したもの。右が一番目、左が二番目。Cochineal extract

 

今回は、インディゴ染めのリネンやコットンリネン布を初めて使ってみました。よく洗いをかけてある、滑らかでいい生地です。これで、チュニックやワンピース、スカートを作りました。ガラガラ洗って、いい風合いに。これもhako plusでの展示に持っていきますね。

藍染め

去年の冬に日本を出る前、藍甕に灰汁を多めに足して、発酵を止めてから出発しました。

先日その藍甕をみてみると、液はグリーンのまま。外の気温はまだまだ低いけれど、かき混ぜてみると、藍色の泡もしっかりたって、翌日まで消えません。ヒーターで温めれば、もしかしてこのまま染められるかも。やっほー!

琉球藍やインド藍、自家製の泥藍が混ざっているためか、意外な働きをしてくれます。この藍甕、とても不思議。

 

バンコク滞在中、一週間に2〜3回は着ていた、カディコットンの藍染ブラウス。デニムのようにあたりがでて、柔らかくいい感じに育ちました。

薄くて軽いくせに、密度が高いせいか、なかなか色が入らなくて、染める時はとても大変でした。でも、その甲斐あってか、頻繁に着ていても、これは色変わりも少なく、一番安定しています。さすが藍。

ただ、ジリジリ日差しによる日焼けかバックパックの摩擦か、肩の辺りだけ色が薄くなったのです。でも、それは表側だけ。

なので、最後の2週間は、裏返して、タグを切って着ていました。縫い代を折り伏せ縫いしてあるので、こんな荒技もできますね(よく、気がつかずに裏のまま着ていたりします)。こんなことも考えて、タグ無しで作ってもいいかなぁ、、なんて思ったり。

五倍子のカディブラウスの方は、ご飯を作る時、何度もライム汁を飛ばして、水玉もようみたいになってしまいました(この時の)。藍と柿渋以外は、こんな時やはり弱いですね。

 

庭の青菜の花芽がどんどんでてきています。柔らかいところをポキポキ折って来て、茹でてそのまま食べたり、夫がオリーブオイルにニンニクと一緒に炒めたり、、、といっても、炒めるというより、オリーブオイルの中で「煮る」という感じ。

この時期のものは、ちょっと苦味があって、それがまたおいしいですよね。

新鮮で、季節が感じられる食べ物というのは、一番のごちそうです。

 

オーガニック藍?

オーガニックな藍建て

このウェブサイトに情報を少しずつ足したり、制作の上で変化していることも追加したり、、という作業を再開しています。思い切って構成を変えてみようかとも思ったり、、さて、春までに終わるのでしょうか?!

さて、藍染めのページを書き足すに当たって、改めていろいろ読んだりネットで調べたりしていますが、「オーガニック藍」という言葉を度々見かけました。

無農薬で藍は栽培できます。虫にはそれほど食べられません。——「タデ食う虫も好きずき」というくらいで、タデ科タデの葉は辛く、蓼虫しか食べません。タデ科であっても、藍に辛味はないそうですが。

ですから、無農薬で育てた藍を使い、自然で無農薬の材料を使って藍建てして染めたものを「オーガニック藍」と呼んでいるのかな、という印象です。「灰汁建て天然発酵」という説明だと分かりにくいかもしれませんしね。

ふーーーん。

そんなことを思っていたら、果糖をつかって藍建てする方法を記した資料を見つけました。アフリカなどで伝統的に行われてきた方法のよう。藍の分子にくっついた酸素を、果糖が離す働きをするのだそう。

オーガニックがどうのというより、これは面白そうな実験です。果糖の抽出にちょっと手がかかりますが、長野に帰ったら小さな甕で試しにやってみたいです。

昨年7月の藍畑 Our indigo patch. July 2016
昨年7月の藍畑 Our indigo patch. July 2016

フィルム

年末に中国福建省でスライドフィルムを4本撮りました。が、バンコクにある、フィルムをいつも持ち込んでいたラボが、スライドの現像をやめてしまったので困っていました。

日本に持って帰るのも、空港のX線のこともあり面倒。なので、ここで現像してもらえるところを探し、思い切って持って行ったのが2週間ほど前。出来上がったので取りに行ってきました。

あぁ、やっぱりデジタルと比べて格段に美しい色です。

スライドフィルムを使うはもうやめようと思っていたのですが、これをみるとまた撮りたくなります(←簡単に決心の揺らぐ人)。たいした写真でなくても、「撮っておいてよかった」と思えます。