blog_20th April

インドで織ってもらった、ストライプのカディコットン。生成りと藍染めの糸から出来ています。とろとろふわふわで非常に柔らかい生地です。(これは私も一枚我が物にしたいです)。

このブラウス、染めようか染めまいか、うじうじ迷っていました。いつもの癖で濃ーーく染めてしまいたくなるのですが、夏はこのまま着るのもいいかも、ということで、このまま染めずにおきます。

ラベルが間に合わなかったので付いていないのですが、これを indochinaシリーズ の第一作目とします(一作だけで終わったりして、、)。

 

カディコットンのブラウス Khadi cotton blouse
カディコットンのブラウス Khadi cotton blouse

 

去年に引き続き、藍だけでなく、濃いピンクや赤も染める予定です。ラオスで習った方法で、ラックの色素を引き出します。ラックは沢山使うのですが、これはそのほんの一部。

 

Lac dye ラック虫の巣 乾燥したもの
ラック虫の巣 乾燥したもの 砕いて使います Lac dye

 

庭にもだんだんと緑がましてきました。ここ最近、使い捨てカイロを二枚腰に張り、スコットランドの真っ赤なウールブランケットで更に腰をぐるぐる巻きにしているので、おかげさまで調子も良くなってきました。体が相当冷えていたようです。

今日、野菜を買いに行った時には、店内でいつの間にかそのブランケットがずる〜っとほどけて、ワンピースの下から出て来ていました。こんなときは、笑ってごまかします。ホホホ。

 

庭もだんだん緑が増えてきました
スノーフレークが満開 Snowflakes in our garden, 18th April, 2015

 

blog_18th March, Chiang Mai

タイの北部、チェンマイに来ています。

空気の悪さに驚いています。12年ほどまえから度々来ていますが、これほど悪いのは初めて。盆地の地形のため、焼き畑の煙やディーゼル車の排気ガスなどが、ここから外に出て行かないのが原因だそう。

調べてみたら、昨日の大気汚染の最高指数は、173という北京並みの悪さです。空気が白くなっているのが目で見えますし、歩いていると目がショボショボ。マスクはグレーに変色しています。このため、最寄りの空港では着陸出来ない飛行機があったとか。

 

チェンマイの街も随分変わりました。通りは観光客向けのスパとカフェと土産物屋(ガラクタ?)を売る店が連なっています。チェンマイに来ると食べに行っていた小さなお店が、いくつも消えていました。

昨日は私が市場へ行こうとしたら、友達が「すぐそこのスーパーマーケットで買えば安いよ」と教えてくれたので、行ってみるとそこはコンビニのファミリーマート。確かに個人商店より価格が少し安めになっています。こうして大手の外国資本が入って来て、個人商店は経営が立ち行かなくなるのは、どこも同じですね。

チェンマイも、どこにでもあるような、個性のないただの田舎町に変わりつつあるのかもしれません。

 

View from our hotel balcony. 宿のバルコニーにて。空が曇っているのではなくて、空気が悪くて霞んでいます。
View from our hotel balcony. AQI (Air Quality Index) was an unhealthy 173 yesterday. 宿のバルコニーにて。空が曇っているのではなくて、空気が悪くて霞んでいます。

 

いつも行く生地屋さんで、チェンマイの郊外の村で染めて織られたという、藍染めコットンを見つけました。友達に場所を聞くと、チェンマイから車で2時間くらいかかると言うこと。一度行ってみたいなあ、、。

以前この店で、イサーン(東北)から来た、濃いめの藍染めコットンロールを見つけて迷っていると、その次の日に売り切れてしまったので、今回は即買いです。ヘンプも薄手の新しい種類の布が入っていましたが、これは中国から来ているとのこと(買いませんでしたが)。

 

Indigo-dyed cotton fabric woven outside of Chiang mai. 持ち帰った藍染めコットン
Indigo-dyed cotton fabric woven outside of Chiang Mai. 持ち帰った藍染めコットン

 

製作ノート「素材と形つくり」 / Fabric to Fabrication

 ■パターン製作 Pattern making 

デザインからサンプル縫製まで、アトリエで仕上げます。アパレルの世界では、パターン作りもコンピューター全盛の時代ですが、私はアナログな手作業を好んでいます。平織りの綿生地(シーチング)を人台に着せつけながらパターンを形作る、立体裁断(ドレーピング)の手法で作っています。

Only natural and high-quality materials are used in the making of our clothes.

This line of clothing is made in large part from European linen yarns woven in Japan, and also wool, cotton and silk fabrics, that are dyed using natural materials (mostly plant-based dyes), and which clothes are sewn, and hand-dyed by me, in Japan.

The works are carefully sewn, well-made, and will last a long time. Fabrics used will soften with wear and washing; colors naturally undergo subtle changes as well over time.

人台に着せつけながらパターンを作ります。
人台に着せてパターンを形作っていきます。

 

■縫製のこと  Sewing method

仕立てにもこだわります。

ロックミシンを使わず、縫い目を折り伏せ縫い(縫い目を折り込んで仕立てること)や割り伏せ縫いで始末しているので、丈夫で長持ち、そして脱いで裏返した時もきれいです。針目も細かく縫います。

例外的に、ウールやウールジャージ(ニット地)を縫う時は、4本糸のオーバーロックミシンも使うこともあります。

折り伏せ縫いの例
折り伏せ縫いの例 / Example of flat fell seam

 

■素材について Materials

時間が経つにつれ風合いのでる、良質の自然素材をつかいます。

・麻 (亜麻 / Linen)

麻には苧麻やジュートなど何種類もありますが、主に使うのはリネン(亜麻)です。

製作には、イタリアンリネン(イタリアのリニフィッチオ社)や、フランスなどのヨーロッパ産の最高品質の糸から日本で織られたリネンを使っています。

リネンはチクチクするものと思っていらっしゃる方もおいでですが、高品質の糸は、織られる前によく洗いがかけてあるため、チクチクすることもなく、とても滑らかです(このあたりがお値段の安いリネンとの差です)。

使えば使うほど繊維がほぐれ、水分を吸い取りやすくなります。なじんで柔らかくなると、もう手放せません。なじんだリネンは、大きなシワもできないほど柔らかく、アイロンかけも必要ありません。着込んでご自分のリネンを育ててみてください。

リネンのいろいろ / linen fabric we use.
リネン 平織りからガーゼまでいろいろ / linen fabric we use

 

・綿(コットン / Cotton)

手間ひまかけて手紡ぎ手織りされたカディコットンは、軽く、涼しく、夏に最適の素材。北インドで作ってもらっています。主に細い糸で織られたものを使っています。また、3年以上無農薬で育てられた綿花からつくられるオーガニックコットンなども使います。

カディコットンとオーガニックコットンローン Khadhi cotton from India and organic cotton lawn.
カディコットンとオーガニックコットンローン / Khadhi cotton from India (left and centre) and organic cotton lawn (right)

 

・毛(ウール / Wool)

冬のケープなどは、先染めのウール、カシミアやアンゴラなど、天然獣毛100%の混紡生地から作っています。リネンとウールの混紡は草木染めしています。

藍で染めたウールリネンのストール
藍で染めたウールリネンのストール/ Indigo dyed woolen linen scarf.

 

カシミアウール。カシミア率の高いものを選んでいます。
カシミアウール。カシミア率の高いものを選んでいます / Cashmere wool fabric for winter items.

 

・糸とボタン

ミシン縫い糸、ボタンつけ糸共に、綿100%の糸を使用(ニットやウール類の場合をのぞく)。ボタンは貝ボタンを手で縫い付けます。白蝶貝、高瀬貝、黒蝶貝、茶蝶貝など。

ボタン
貝ボタン / shell buttons

 

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