手仕事 handicrafts

帰りました

藍染布をかかえてバンコクへ無事に帰ってきました。

プロペラ機がバンコクに近づくに連れ、スモッグがだんだん濃くなるのがわかりました。灰色の煙の中に突っ込むようにして、バンコクの空港へ到着。

朗らかな東北の人とうってかわって、人の顔から笑顔が消えているのを感じます。都会に生きるバンコクに住む人達の、厳しい生活を思わせました(東北出身の人も多いのですが)。

今回の訪問では友達のファームへの訪問は叶いませんでしたが、別の友達の工房の写真をもらってきたのでここに載せますね(藍染の写真下4枚)。

藍草は年間数回収穫するそうです。あたたかいところはやっぱりいいなぁ!こんな風にして糸を染めて彼女が織った藍染綿布を今回少し買ってきました。

 

東北地方イサーンではクメール遺跡周りに夢中だったこともあるのですが空気もいいし、ご飯もおいしいし、次回はどこかに少し住んでみるのもいいなと思っています。来年実現させます!

ちなみに、東北のベトナム系移民は、フランスの植民地時代やベトナム戦争時に戦禍を逃れてきた人や、移住してきたカトリック教徒だそうです。対岸のラオスも、メコン川流域にベトナム系が多かったように覚えています。

ちなみにタイの商人はどこも中国系が見られます。下のような漢方薬局も見かけました。タイ語ばかりの表示のなか、漢字をみかけるとなんだかホッとしました。

バンコクに帰るとカフェなんて行っている時間はないのです。恒例の赤いタイティーで一服して帰ってきました(タイティーはバンコクにもあります)。

行き帰りはまたこのツインプロペラ機!帰りのパイロットはとても上手だったので、恐怖で叫ばずにすみました。(写真は東北に着いたときのものです。空気がきれいなので空が青い!)

今週のバンコクは暑さが戻ってきていて、昨日も今日も午前中から33度になる勢い。明日は36度まで上がるようです。

東北地方イサーンもこの時期は朝方寒かった覚えががあるのですが、今回の訪問では昼間は泳ぎたいと思うほど気温が上がりました。日本もあたたかな冬のようですね。今年の冬アジア、こんな調子でどこも暑いのでしょうか?

藍染の街へ

久しぶりにタイ東北の藍染の街へ(またしてもプロペラ機。ジェットコースターみたいでした!)。

空港から宿へ向かう車で乗り合わせた女性によると、藍染はここ2〜3年、タイの人の間でも注目されてきているそうです。この街には外国人観光客はほとんどいないのですが、お寺巡りに訪れるタイ人観光客が多く、藍染市巡りとセットになっているようです。

この藍染市には、周りの村で藍染をして布を織っている人たちが、週末集まってきてお店を開いています。いつも店を出している顔見知りの人もちらほら。

昨日の市では、大きめのストールと、柔らかめの手織り布と固めの手織り布を何メートル買い、手がちぎれそうになりながら宿へ持ち帰りました。

↑この方が藍染して織った布を、測って切ってもらっているところ。みんな日常的に藍染をしているため、手が青くなっているのをみて、「そうなのよねー」と一人で納得する私。

 

日曜日の朝市をぶらぶらしていると、前回カゴを買ったお店のおばさんが同じところで店を広げていました。生鮮食品も並び、買い物客で賑やかです。これも、お昼過ぎには人っ子ひとりいなくなってしまうのです。

夕方になるとまたマーケットが開き、夕食の買い物客がわらわらと出てくるというわけです。バンコクだと、いつも誰かが何かを売っていますが、ここは昔ながらのペースを守っているようです。

息子が苦手なので食べる機会がなくなってしまったカオマンガイ。一人なので遠慮なく食べられます。バンコクのよりもずっとおいしい。

ベトナムでもタイでもハスキーブームなのでしょうか?行く先々で彼らに遭遇します(この子はマラミュートかもしれません)。専用扇風機があるけれど、暑くてかわいそう。

タイの東北地方はラオスに接しているのですが、なぜかラオスを通り超して、ベトナム移民が多いそう。ベトナム料理店やベトナムコーヒーを目にしました。

久しぶりの再会

東北地方(イサーン)でしばらく前に知り合った子から連絡がきました。藍染村にある自宅に招待してくれたのです。藍畑をみたり、一緒に藍染めをしよう、ということでした。

ですが、私が東北地方へ行く飛行機を予約した後に、彼女がちょうどバンコクへ来ることが分かり、今回は行き違いに。

今週はちょうど、ここ近くにある公園でワークショップをしているということだったので、早速その会場へ行ってきました。

そこで彼女は、ハンカチやストールを畳んで染める絞り染めの体験を、一般の人に提供していました。

面白いと思ったのは、アルカリ剤として使う石灰が赤いこと。タイ語で「赤石灰」と呼んでいました。

下の写真にあるカップに入っているのは、タマリンドという豆の繊維と、ポメロの葉っぱ。これらも助剤として使うのだそうです。

タマリンドは、豆の繊維でトムヤムクンなどの酸味づけなどにつかいます。ポメロは、文旦のような大きな柑橘系の果物。どちらもおいしいのです。

使う材料がこれまたタイらしいですね。

それはさておき、近くでひっそりとディスプレイとして飾られていた織りの布(下の画像)が素晴らしかったのです。画像が変な色で残念ですが、これも藍染で染めた糸をシルクに織り込んだもの。

ブースの人に聞いてみたら、それらは売ってもよいものだけれど、ちょっと買える値段でなく、私も現金6000円分くらいしか持ってなかったので買えませんでした。あの二枚は精彩を放っていました。

まだまだタイにはこんなすごいものを織れる人がいるのかと思うとなんだか安心です(と、ここまで書いていて、出直して買ってくればよかったと激しく後悔)。

彼女と草木染めのことや藍の話をしていたら、すっかり遅くなってしまいました。彼女は、黄色をジャックフルーツ、赤はラック、茶色はタイ黒檀で染めているそう。

また彼女が家にいるときに東北へ行くことを約束して別れてきましたが、アパートに帰る頃にはもう真っ暗でした!(というわけで、一番上の画像は帰り道にて)。

手織り布を探しに

さて、本来のハノイ訪問の目的、黒タイ族の女性のところへ布をみせていただきに行ってきました。

黒タイ族というから、歯が黒くてターバンを頭にぐるぐる巻いて、しわくちゃのおばあちゃんでは、、?と勝手な妄想が広がります。話が通じるかしら?いく前からこわい。しかしここまで来たのですから、Grabでタクシーを呼んで、ハノイ郊外へ。

着いてから、ベトナム語がわからないのに電話をかけたのです。迎えてくれたのは、2ヶ月の赤ちゃんを産んだばかりの若い女性。しわくちゃのおばあちゃんではありませんでした。

彼女のお母さんが地元にいて(ハノイから400キロ離れたところ)、みんなで染めや織りをやっているのだそう。いわば、彼女はハノイの窓口のような存在なのでしょう。

迷いに迷って、手紡ぎ手織りのヘンプを選びました。表裏で表情のことなる白のヘンプ、藍染ヘンプ、それからラオスでみたことのあるようなビンテージの藍染刺繍布を買いました(下の三反)。

草木染めのシルク、様々な刺繍や手紡ぎ手織りのコットンもありましたが、買い占めるだけの現金を持っておらず、しかもこの後タイへ持っていく荷物も限界なのでぐっと我慢。また来よう。

左はろうけつ染め、右はすばらしい刺繍。これを買ってこなくて後悔しています(画像上)。

右端のピンクの布はラック、黄色は皇帝という木から染めたそうです。手前の茶色は発酵したお米(右下のキノコみたいなもの)で染めたそうです。青はもちろん藍(画像上)。

「アリで染めた」と言いながらこれを出してきてくれたので、何かと思ったらラックの大きな塊でした。

かわいい赤ちゃん。義母さんが子守をしていてくれました。

これで今回のミッションすべて完了。

明日はバンコクへ戻ります。

もうすぐ出発です

一ヶ月間、毎日のように催促していたカディが、インドのグジャラートからようやく届きました。入国の時にちょっとトラブルがありましたが、出発に間に合ってホッとしています。嬉しさのあまり、また記念撮影。

こちらは縞とチェック模様に織ってもらったもの。どれも白です。薄くて軽く、いろんな表情があってとてもいい生地です。これをいくつかスーツケースに詰めたところで、空港宅配便の集荷(空港へスーツケースを送るのです)が来ました。ギリギリセーフでした。

みなさま、カディが届かない話ばかりにおつきあいくださり、ありがとうございました(あともう一個口は間に合いませんでした)。

 


 

さて、明日は長野を出発します。まずはインドシナへ向かいます。

久しぶりのエアアジアなので、ちょっと緊張しています。なぜかというと、荷物の重量チェックがとても厳しいのです(最近さらに厳しくなったらしい)。手荷物を7キロ以内におさめないとならないのですが、パソコンとカメラだけで相当の重さになってしまいます。以前は、その二つは重さにカウントされなかったのに。

長期間のオープンチケットはあまり選択の余地がなかったので、今回は片道だけとれるエアアジアにしたのです。ですが、荷物のパッキングの段階になって激しく後悔したのでした。そういえば、もともと予約しておいた便の突然キャンセルもありましたし。

今はネットで予約でも変更でも簡単にできるから、エアアジアだってころころ旅程や規定を変えるんじゃないの?と夫が言っていましたが、もっともだと思います。

 

オンラインストア 終了しました

秋のオンラインストアが昨晩閉店しました。ご覧くださったみなさま、ご利用くださったみなさま、どうもありがとうございました。

フィードバックもいつもありがたく拝見しています。みなさまからの温かいお言葉を励みに、長く着ることができ、愛着の湧いてくる服をこれからも作っていきたいと思います。(まだ発送が済んでいないご注文分もございますが、お振込確認後お届けの手配をしていきます)。

みなさま、どうもありがとうございました!次のオンラインストアは、来年の春を予定しています。

 


 

税関でひと悶着あった荷物がやっと届きました。注文してから約三ヶ月かかりました。今回は長かったです。

インドからの荷物って、いつもこんな風にパッキングしてあるんですよ。段ボール箱に入ったカディが、さらに土のう袋(ってお分かりになるでしょうか?)のようなシートに包まれ、周りをぐるっと縫ってあります。パッキングに一日かかりそうな厳重さです。

中身を開けてみると、お願いしたのとは違うデザインで織ってあるカディ二種を発見。案の定です。何度やりとりしていても、アクシデントが起きるのはもうお決まりのようになっています。せっかく税関を通ってきたのに、これはショック!

しかし、いいこともありました。今回初めて作ってもらったカウント56のカディ(一番上の画像です)。カウント300のものに比べて、とても素朴でふっくら織られていることに驚きました。手紡ぎ手織りだと空気を含むから、糸が太くなるほどふんわり感がはっきりしますね。真夏以外のブラウスにもよさそうな素材です。これはまた来年に。

藍カディとストール到着

二ヶ月以上前にインドにお願いしておいたカディが西ベンガルからようやく到着しました。

今回は、藍で糸染めしてから織ったカディと、白いストールが二種類。

ストールは、とても細い糸で織られた高級極薄カディです。今回はカウントは300のものと400のもの。カウント400にもなると、もうこれを紡いで織ることのできる職人が少なくなってきているということ。服にするには繊細すぎて(透けるし)使いづらいと思っていたのですが、ストールならいいですね。両端に藍染の糸が入っています。これは染めないままでいいかなと思います。

インドはこうしたものをまだ手仕事で作ってもらえるというのが素晴らしいですね。

今日はようやく倉庫の屋根材を乗せました。

ぐらぐら脚立に乗って、3メートル高さでの作業も初めはおそるおそるでしたが、いい風が吹いて爽快でした。終わった頃には降りるのが残念に思えました。あぁ、夏は木の上ででも暮らしたい。

週明けに雨の予報ですが(半信半疑)、屋根がついたのでこれで降っても大丈夫。あともう少しで完成です。

午後は長いネジ釘50本と釘を180本ほど打ったので、さすがにキーボードを打つ手がこわばっています。疲れている私を見て、夫には「もう日曜大工の日々は(体力的に)終わったんじゃないの?」と言われました。でも、誰だって炎天下で大工の真似事をすれば疲れるでしょう。懲りずにまだまだやるつもりです!

夫と息子が今とてもいい映画を観ているのですが、私は観ながら寝てしまいそうです、、。

木版プリント

6/20追記:いつもお世話になっている愛知県蒲郡市のツバメ舎さんへ、夏のブラウスをお送りさせていただきました。ブログには、とても素敵に撮ってくださった写真が。お近くにお住いのみなさま、いらしてみてくださいね(営業日はブログでご確認の上おでかけくださいませ)。

オンラインストアが明日(21日)の21時に閉店します。ほとんどのみなさまのお手元へ作品がお届けとなり、発送作業も落ち着いてきて少しホッとしています。どうもありがとうございます。

すっきりと晴れたところを狙って、昨日は木版プリント生地に洗いをかけて乾かしました。その数五種類。雨の予報がでていたので、昨日のうちにたたんでストック用の箱へ。

随分前に送ってもらってあったこれらは、ラジャスタン州ジャイプール郊外のバグルー村やサンガネール村の木版プリント。

インドの木版は、防染するのに(染めたくない部分が染料を吸い込まないようにするため)、“ダブ”などを使います。“ダブ”とは、泥や小麦粉と石灰などを混ぜたもの。木版でスタンプのように布に押していき(ダブを布に置いていく)、乾かしてから染めます。すると、ダブの押されたところだけ染まらないのです。ちなみに、日本の伝統的な染めでは、もち米や小麦粉、ロウなどが防染剤としてつかわれてきました。

出荷前に洗ってもらってあるのでしょうが、そのタブをしっかり落としたかったので、洗濯機で3回ずつガラガラ回しました。これで下準備完了です。

「ファストファッション  クローゼットの中の憂鬱」エリザベス・L・クライン著(春秋社)を先日図書館で借りてきて読み始めたところです。

近年は消費者の意識も高くなり、ファストファッションの後進国搾取構造を描いた本や映画などでてきいますが、そのたぐいは今まであえて読んだことはありませんでした。

この本は、いわば現代社会のファストファッション化についてのレポート。環境に悪影響を与え、雇用を奪ってきたその対価が、モノの「安さ」ということなのですよね。

筆者はアパレル業界の裏舞台、縫製工場から消費者まで現場を取材して書いています。なかなか詳しく書かれていて面白いです。

2008年の調査では、アメリカ人は年間平均68枚の服を購入しているそう。週に一枚強の計算です。筆者の購入平均価格は一枚あたり30ドルだとか。そのぐらい出せばプレタポルテの粗悪なコピーが手に入る今、服は使い捨て的なモノになっているに違いありません。

それに対し、20世紀はじめのアメリカでは、家庭の衣料費は収入の10%をも占めていたとのこと。服は元々は高価なものだったので、ひとりの持ち数も2~3着。それを繕ったりリフォームしたりしてすりきれるまで着ていたそんな時代があったとは、いまでは信じがたいほどです。

現代の先進国(中進国もはいりそうですね)における消費主義社会の病める部分を、ファストファッションの面から捉えたおもしろい書き方だなと思います。一気に読み終えそうです。

カディ到着

オンラインストアのご利用どうもありがとうございます!

到着のご連絡もいただき、とても嬉しく拝見しています。みなさま、口を揃えてあたたかいお言葉をかけてくださり感謝しております!どうもありがとうございます。

なぜか今回、自動配信の「ご注文確認メールが届きません」というご連絡を数件いただいております。ご心配おかけして申し訳ありません。原因はまだ不明なのですが、ご注文直後に確認メールが届かない場合は、info(アット)tamamiwatanabe.comまでご一報いただけると幸いです。(アット)をアットマークに替えてください。どうぞよろしくお願いいたします。

春にお願いしておいたカディがインドから届きました。こちらは西ベンガルで織ってもらったものです。

今回頼んだのは、カウント100と200のもの。いつも使っているカウント300よりも糸が太いということなのですが、ちょっと見ただけではその違いはわかりません。

手紡ぎ手織りでこんな繊細な綿布が織れるということに、毎度のことながら驚きます。秋口のブラウスにしようと思っていたのですが、300のカディと同じように夏向きかもしれません。

サイゴンにいる時から、複数のインドの工房とやりとりしていました。私のメール受信トレイは、一時はインドのおじさんたちからのメールでいっぱいに。今回到着したカディには、奇跡的になんの問題もありませんでした(関税はまだ払っていませんが、、、)。おじさんたちにも感謝です。

こちらはカウント200のカディ。

カディのカウントは、数字が大きいほど細い糸で織られたもの、ということになります。

「カウント300」は、一グラムの綿を300メートルの長さに紡いで織ったもの。

「カウント100」なら、一グラムの綿を100メートルの長さに紡いで織ったもの、という意味です。

今日からはじまります

hako plus での展示 が今日11時から始まります。一年ぶりの東京展、みなさまにお目にかかれることを楽しみにしています!

昨日は搬入をしてきました。お目当のものを探しにくい気もしますが、きれいなので色のグラデーションに並べることに。外が暗くなってしまい、いい写真が撮れなかったのでまた後日アップしますね。

ソープナッツと豆シャンプーの峰雪さんが、無農薬でつくったバラの洗顔料やパウダーなどのサンプルも見せてくださいました。満開のローズガーデンにいるような濃厚な香り。ようやく許可が下りたばかりで、日本初上陸だそうです。私も一つ予約をお願いしたところ。

シャンプー豆で洗ったあとにおすすめの、ザボン(ポメロ、文旦の大きいような果物)のリンスもとってもいい香りでした!

今日、明日は11時から17時まで、最終日は11時から14時までの展示となります。今日はお天気もまずますのようですね。どうぞおでかけくださいませ。

..

その搬入の前に、ダッシュで見てきた展示。Khadi インドの明日をつむぐ」  は、20日まで開いているようです。現地で撮られた映像と実物の生地の展示でカディが語られています。

手紡ぎするための「キサン・チャルカ(糸車)」(下)。長い箱の右にある丸い部分をぐるぐる回して巻き取っていきます。映像でもこれで紡がれている場面が見られます。正式なカディはこのように糸紡ぎされているのです。

代表的な種類のカディが自然光で透けるように展示してありました。この下の生地は触れることができました。平織り、チェックカディの他、今年の初夏の服を作るのに使った同じようなストライプカディも。

カウント300のカディ。結構透けますね。一メートル平方50グラムの重さだそうです。展示に使うのだから最高級のものが選ばれているのでしょうが、とても均一な仕上がり。熟練した人が紡いで織っているに違いありません。

「Khadi: The Fabric of Freedom, 2002 」生地サンプルカタログからの展示(トップ画像と下)

カディに映写。奥の服ももちろんカディ。

キルトのようにカディにステッチをかけたもの(下の写真、左側)。右のカフタンのような衣も着てみたい。

写真にはないのですが、とても気になったのは生成りのカディ生地。ほとんど茶色といってもいい色。漂白していない、綿花そのままの色です。

カディをインドの工房に注文すると、だいたい真っ白になって送られてきます。とある工房とやりとりしていて、オーガニックコットンを漂白しないで送ってもらえる?と聞いたら「できる」という返事がかえってきたのがつい先日。カディも同じようにしてもらえないか、今度頼んでみようと思っています。

そろそろhako plus へ行く用意をします。みなさま、お気をつけていらしてくださいね。

藍染の色落ち

昨日、今日とよいお天気。hako plus での展示のときにテーブルなどに敷くために、買ったまま放置してあったラオスの藍染手織り布(写真上)を「海へ・・・」で洗いました。これは北部ルアンナムターのもの。

気が付いたのは、糸を染めた後にとてもよく洗ってあるらしいこと。洗った水には、画像でご覧いただけるように、灰汁の茶色っぽい色がうっすらでましたが、青い色はまったくでませんでした。乾かしたら、干し草のような藍の独特の香りがしました。

そういえば、ラオスで染織りのワークショップに行った時、藍染した布をじゃぶじゃぶもみ洗いするように教えてもらいました。その時の先生は織りで有名なサムヌア(ラオス北東部)の女性。じゃぶじゃぶ洗うのがラオス式なのでしょうか?

 タイの手織り藍染布で作ったブラウス(写真下)も、一枚自分用に下ろしてもう一度洗いましたが、こちらも少しだけ灰汁の茶色い水が出ました。

洗った時に、茶色い水がでるものが本藍建て(発酵建て)で、青い水がでるものが還元建てだと思っていたのですが、だんだん自信がなくなってきたこの頃です。

本藍建てでも、洗い足りないと着始めは青い水がでます。この北ラオスの布のように洗いこんであれば、茶色い水がでる=灰汁建てだなと想像がつきますが、、、。

私のインディゴ染めワンピースも、何度も着て洗ってあるので青い水はもうでません。

書いていてますます混乱してきました(これを書いている目的もわからなくなってきました)。

*還元建て=ハイドロなどで染められる状態にすることです。インディゴ染めは還元建てです。

昨日は息子の学校から呼び出しがあり、「運動会の練習中に怪我をしたので、お迎えにきて病院へ連れて行ってください」とのことで、午後はその件でまるつぶれ。

アクシデントというのは、予期していない時に起きるからアクシデントというんですねぇ。唇をざっくり切ってたくさん血は出たけれど、縫わずにすみました。

今日は一ヶ月間咳のとまらない夫を病院へ連れて行って受診。夫の友達(ベジタリアン)が私と入れ違いでくるので、食料品の買い出しも済ませました。

時間もギリギリでしたが、すごい荷物の梱包も終えて東京へ発送。ふーっ!明日は東京入りです。

カディ

極薄カディ

見たいと思っていたKhadi インドの明日をつむぐの会期が20日までに延長となったので、hako plus展の前に行かれそうです。よかった、、!

最近はカディ、カディ、インド、インドとそればかりを話題にしているので、夫にいやがられています(たぶん)。

上の写真は、北インドの工房から送ってもらったサンプルをひっぱりだしてきたもの。こんな薄いカディは見たことがありません。これはもう織れる人がほとんどいない高級カディ、とのこと。

いつもはカウント100からカウント300というカディを使っているのです。カウント100というのは、1グラムの綿を100メートルの糸に紡いで織ってもらっているもの。5/12追記: カウント数を訂正しました。

「カウント」というのは、数が大きいほど糸が細くなります。人間がこんなに細く紡げることに驚きます。私が紡いだら1グラムが1メートルの長さにもならないでしょう。

そのいつも使っているカウント300のカディよりも軽く薄いこの生地。糸の太さの強弱もわかり、こんなに細い糸でも手紡ぎらしさがわかります。

すごくいいのですが、服に仕立てたら力のかかる部分が破れるのではないかと心配で、いままでどうしようか考えていました。第一、ブラウスにするには透けすぎかな、、。それならばストールをこの生地で作ってもらえないか頼んでみようと思っています。

左がカウント100のカディ、右がその特別な高級カディ。ボソッとでてる糸の細さが違うのがおわかりいただけるでしょうか?

マイクロプラスチック

先日うろ覚えで書いた、人間がプラスチックを体内に取り込んでいるという話、夫が ここここにあるのを見つけました。

その名前は「マイクロプラスチック」。1ミリ以下のプラスチック粒子のことだそうです。

化学繊維の衣類、カーテンやソファなどに使われる化学繊維が、経年でほこりとなって空気中を漂い、食事のお皿の上に落ちて人間がそれを食べている、ということです。

平均的な人は、年間13,731個 から 68,415 個食べているのだそう。

最近問題になっている海洋中を漂うマイクロプラスチック。ですが、魚介類が取り込んだマイクロプラスチックを人間が魚介類を食べることによって摂取する量に比べ、身の回りの化学繊維から摂取する量のほうが格段に多いということです。

プラスチックのバケツの前につっ立っていても粒子を吸い込むことはないでしょうが、ふわふわの繊維(フリースなど)は飛びやすいようです。

ペットボトル飲料の93%にはこのマイクロプラスチックが入っているという調査 (画面をスクロースすると世界の銘柄の検査結果がみつかります)もありますが、体内に取り込んだプラスチック粒子が健康にどう影響があるのかまだわかっていないということ。気をつけるのも気にしないのも自分次第ですね。

カディのこと

acornさんへ

安曇野のacornさん へ、春ものを何着かお送りさせていただきました。

acornさんは店主の友野さんセレクトの本やクラフト、丁寧に作られた生活用品や衣類などのお店です。「acorn=どんくり」の名の通り、森の中にひっそりたたずむ童話に出てきそうなお家を私は勝手に思い描いています。オープン日をHPでチェックなさってお出かけくださいませ。

リネンのしわ

オンラインストアでご注文いただいたもの、さっそく到着のご連絡をいただいております。

温かいお言葉の数々、嬉しく拝見しています。どうもありがとうございます!

オンラインストアに載せるのに、これまで詳しい作品説明はつけずにきましたが、やっぱり経緯や素材の説明はあったほうが親切ですよね。今回は春と夏のオンラインストアに分けることにしたため、一度にアップする枚数が減って、代わりに説明に割く時間ができました。写真もいつもは1000枚ほど撮るのですが、今回は400枚ほどですみました。これからも見やすいように改善を続けていきたいと思います。

洗いたてのものにアイロンをかけずにいたほうが、陰影ができて私は好きなので、写真はそのまま撮り、発送もそのままです。ですが、シワシワはいやだわ、とお思いのお方もいらっしゃると思います。

リネンの服の洗濯について、おしゃれなお客様(男性)に教えていただいた方法があります。息子が生まれる前、かれこれ十数年前のこと。そのお客様がおっしゃるには、手洗いで洗濯し、脱水はそこそこにして吊り干しするのだそうです。たしかに、水分の重みでシワもできないですよね。リネンだから脱水しなくても早く乾くし、ということ。良いものを手間ひまかけて手入れするという、そのマメさに頭が下がりました。

また、着ているうちにシワもわからないくらいに柔らかくこなれてくるので、それを楽しみに目指してどんどん着ていただくのもいいと思います。これはリネンの利点でもあると思います。

カディのこと

大阪のN様より、カディについてご質問をいただきました。

私が使っているカディは、インド各地の工房で職人に作ってもらったものです。

カディの名の通り、人の手で糸を紡ぎ、それを人の手で織ってもらっています。一反がだいたい11メートル前後。紡ぐ人や織る人の手加減で、同じ種類や品番であっても、仕上がりがまちまち。ですが、手紡ぎならではのふっくらとした糸と、表情のある織りに惹かれます。涼しく早く乾くという利点だけでなく、そんな人の手の跡が見えるところもカディの魅力でもあると思います。

一反を織るのに、当然横糸は一巻きでは足りませんから、途中で新しい糸にかえてあるのがわかるのです。一反の中に、太さや色の濃さの違う横糸が混ざって入っていて、段々模様になっていることもよくあります。そんなのを染めるのと、見事に段々模様に仕上がるので、悲鳴をあげたくなります(特に上の写真、真ん中の3枚!)。細く強いヨリの糸を密度高く織ったカディは、なかなか濃く染まってくれませんし、、、。カディの染めはいつもビクビクです。

ムラが味でもあり、苦労の種でもあります。

そんな個性的なカディを見た後に、機械織りの布を手にすると、どこを切っても金太郎飴のような均一さに、なんと味気ないのだと思ったりします。染めは機械織りの方が断然苦労も少なく、安心して使えるのですけれど。

年々本物のカディが減っていると聞きます。手仕事が先細りなのはインドでも同じなのでしょう。カディの名に便乗して、機械織りなのにカディとついているものもあると聞きますので、気をつけねばなりません(前述の段々模様はまさしく手織りの証拠でしょう)。

インドで織ってもらえる限りは、私も使っていけたらいいなと思っています。

カディコットンギャザーブラウス 袖口まわりにつきまして

同じくN様に、コットンカディのギャザーブラウス(上の写真の色違い)の袖口についてご指摘をいただきました。

あのパターンでは生地違いで何種類か作っているのですが、ストライプ織りのタイプだけ、袖口の長さ(袖口の周り)が1センチほど縮んでいることが、測ってみてわかりました。

作品詳細ページには、袖口の長さを測って載せるのを忘れていたので、私も気が付かずにおりました。明日、正確に測り直して作品ページに追加します。N様、ご指摘どうもありがとうございました。

お袖の膨らみをカフスで留めるデザインではあるのですが、ちょっとぴったり過ぎになっているようです。ストライプ織り生地のカディをご検討中のみなさま、寸法を追記しますので、どうぞお気をつけくださいませ。ご不便申し訳ございません。

新しい織りレーベル

新しい屋号(いわゆるブランドネーム)の織りレーベルが航空便で届きました。

同じ人にもう15年も前から作ってもらっているのですが、今回は付け足すようにお願いした空白が、予想以上に大きく見えて気になります。単刀直入のやりとりでお互いわかっているようでいて、意思疎通は難しい。上の写真はネームの裏側なので、なんのこっちゃですみません。

商標登録が済んでから、多分今年の秋〜冬にはこの屋号でHPを新しくしますので(ロゴを変えるだけかもしれませんが)、それまでお待ちください。

松本民芸館へ

秋晴れの昨日。久しぶりに松本民芸館へ行ってきました。

松本市のウェブサイトで調べてから行ったのですが、「くらしに生きる ざるかごと布」展が開かれているのことを知ったのは、松本へ着いてから(サイトには記されておらず)。あぁ、なんという偶然。ラッキーでした。

中町のちきりや工芸店の故・丸山太郎さんが蒐集なさった、かござる類600点の中からの展示だそうです。600点というのもすごい数。どのように保存されているかも気になります(松本は湿気が少ないけれど大変でしょう)。

展示の様子。下は世界のかご。一番右の3つ重ねかごは中国のもの。ペナンの中華系のお屋敷で見たことのあるものにそっくりです(そこでは、重箱のように食べ物を入れるものだと聞きました)。

台湾のものいれ。

こちらは北信濃の根曲がり竹あらめかご(戸隠あたりでしょうか?)。飴色とはこのことですね。

松本の竹行李(すず竹)。現在は松本にて、このみすず細工復活の研究が進んでいます。頑張っていただきたいものです!

りっぱな梁としっくい壁の内部。暮らしている家のように、布や民芸品、家具などがあちこちに飾られています(写真下)。

右にあるのは、マス目がきっちり美しい「ねこだ」。高山のものです。ねこだ=背負い袋。バックパックのようなものでしょうか(写真下)。

いつもの連れもいない上に、館内ほぼ貸切状態。ゆっくり見ることができました。入り口では写真を撮っていいですよと言ってくださったので、思う存分撮り放題。いい資料ができました(なんの資料ですかね?)。

なんの名前もない人たちが作ったかござるの数々。でも、職人の誇りにおいてきっちり作られている、美しいものたち。

このコレクションを見てしまうと、自分も使ってみようという気が起きてきますよね。つくられた本来の目的ではなく、用途は変えたとしても、毎日の生活で使えるように工夫できるとよいですね。

帰りには指田さんのお顔を拝みにグレインノートへ寄り、来年の展示のお話もしてきました。もしかしたら、来年は秋にグレインノートで展示できるかな?と考えているところです(体調と相談です)。

通り道、中町と平行に走る縄手通りにて。店先に干し鱈がぶら下がっていました。おいしそうな看板です(飲み屋さんのようでした)。

帰りがけ、ちきりや工芸店へ寄って食器を選んできました。

この11年の間に、途方もない数の食器を私と夫で割っています(夫が9割)。ティーポットたちもご飯茶碗やガラスのカップの数々、、、あぁ、思い出すと悲しくなるので、もう数えないことにします。

そんな訳で、あきらめて近年はイッタラを使っていました(←落としても割れにくいという理由で)。

でもご飯などの和食は、やっぱりざっくりした土の食器で食べたいのです。ということで、再挑戦。いつまでもつかなぁ、このご飯茶碗。

漆器も木工も草木染めの服でも、手仕事のものはきっとなんでもそうですが、お手入れに失敗しながら、自分も使い上手になっていくものなのかもしれません。素材もよくて上手に出来ているものは愛着もわきますし、使っていて経年変化があるほうが面白いですもんねぇ。

よいお天気のおかげで、行き帰りの電車からの紅葉の眺めも最高。のんびりローカル線に乗ったので、本も二冊読めました(老眼鏡も最高です!)。言うことなしの松本行きでした。

一日の出来事が、いいものを作ろうという気持ちにまた強くつながっていきそうです。

このかご展は来年の2月25日まで開かれているそうです。

保存保存

保存保存保存保存

保存保存

保存保存

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インドより

インドの工房へ二ヶ月ほど前に注文しておいた、カディストールと来年用のコットンシルクカディの生地などが届きました。

先月末、「進み具合はどう?」と問い合わせた時には、「間違えたので織り直ししている」と聞いていました。法律が変わって、送る時の内容物の申告も厳しくなったとのこと(いつも関税がけっこうな額なのです)。そんな訳で、インドとのやりとりはいつも不安です。

今回は、到着した箱をあけると、以前注文したのに届かなかった藍染のカディが一番上に入っていました(その時は全く違うのを送ってきた)。懲りずにまた注文しておいたのです。「やればできるでしょう?」とでも言いたげです。

時間をかけて細い糸から織られた布は、とても軽い。手紡ぎ手織りはさすがに柔らかですね。

まだ全部チェックできていませんが、今回は初めて問題なく受け取ることができてまずは一安心です。

 

コットンリネンガーゼ定番シャツの丈を長くした、ロングシャツの見本を先週作っていました。

いつも使っているこの生地は、洗いをかけると、楊柳のようなシワがでて様変わりします。これは今年の秋冬向けにする予定です。

いつもご家族で仲良くhakoでの展示においで下さるSさんが、この長いタイプを以前からリクエストしてくださっていたのです。ボタンは4つ穴の貝にしました。長いのは私も作ってみたかったので、Sさんがご希望くださったことがよい機会となりました。

 

こちらは長めのカフス3つボタンの試作。こちらも秋向けのリネンブラウス。

 

長野は相変わらず梅雨のようなお天気が続いています。涼しくて快適ですが、農作物にとってはこのお天気がよい訳ありませんよね。

この週末は、両親と妹家族が佐渡島へ行くのに誘ってもらい、息子が喜んでついていきました。「島」という響きに憧れているようです(ペナン島に住んだことあるのに、、なぜ??)。

息子のいない間を狙って、リビングルームの壁を抜いたり(私)、壁の漆喰塗り直しの下準備(夫)をしたり、こちらの作業もはかどりました!

藍染ストールのこと

金曜日からのhako plus での展示に、タイの藍の町で買ってきたストールも持っていくことにしました。今年の秋は展示の予定がないので、この機会にご覧いただこうと思います。そこで今日はタグを作ってつけたところ。

このストールたち、手紡ぎ手織りだけあって、びっくりするほど柔らかです。村では家族総出で綿を育て、紡いで藍染しているのだそう。綿がこんなに柔らかだなんて、初めて触った時は衝撃でした。

まだ気温差の大きい時期。肌寒い時や電車の中で羽織るため、私も自分用の一枚を持って東京へ向かいます。

 

去年の秋、朝食用に焼いてもらったポルトガル風のマフィンがおいしかったなー、また食べたいなー、と夫にリクエストを出したのですが、当の本人は「何それ?」←すっかり忘れている。

そこで、この自分のブログの去年の秋あたりを検索して、証拠写真を差し出したところ、「あー!」と。ブログって便利ですねぇ。

レシピを確認してみると、「小麦粉6カップ、砂糖1カップ」とあったようです。(アメリカのカップは240ccです)。ものすごい砂糖の量にびっくり。

ちかごろ、「あまくない砂糖の話」という、砂糖の及ぼす健康被害についてのドキュメンタリーをみて、こわ〜い思いをしたばかりなのです。砂糖を大幅に減らして作ってもらうことになりました。

小麦粉がそんなに入るボウルがない!というので、古いそばこね鉢をだしてみると、これがぴったり。ここでこね、リネンのぬれ布巾をかけて発酵させていました。これからは私も麺類はこれを使ってこねようと思います。

インドのタヴァで焼いた方が手前左、オーブンで焼いたものが右。タヴァの方がカリカリして私好みでした。

小分けにして冷凍し、朝トーストして食べます。

藍染めの街 その2

とあるお店に展示してあった藍染めの材料 左の丸いカゴに入ったのは、固形状になった藍ですね こちらの工房では、藍建てにココナツの灰やスターフルーツなどを使うようです。

続きです。

宿からでてすぐの通りには、市場がたっています。これも午前中限定の朝市でした。お昼頃になると、みんな蜘蛛の子を散らしたようにいなくなってしまうのです。

糸を紡ぎ、育てた藍で染め、村人みんなで織ったものを持ってきた女性もお店をだしていたのですが、お昼過ぎに通ったときには、もういなくなっていました。残念、、。

昼間暑くなるタイの気候では、このシステム(?)はとても合理的ですね。みんな、一仕事終え、家に帰って休んでいるのでしょうか。

そういえば、前回の滞在では、夜の7時半をすぎて外にでたらすでにシャッター街。食べるところを探すのに苦労しました。(この街では、夜になると妖怪でもでるのかも)。

朝市にて。昼頃になると、蜘蛛の子を散らしたように誰もいなくなってしまいます。(手前に亀の入ったボウルがあったのですが、うまく写ってなくて残念)。
朝市にて。(手前に亀の入ったボウルがあったのですが、うまく写ってなくて残念 ←亀はスープにでもして食べるのでしょうか?)。

 

村の人が織った藍染めのパーシンを売っていた女性たち。
村の人が織った藍染めのパーシン(サロンスカート)を売っていた女性たち。

 

とあるお店に展示してあった藍染めの材料 左の丸いカゴに入ったのは、固形状になった藍ですね こちらの工房では、藍建てにココナツの灰やスターフルーツなどを使うようです。
とあるお店に展示してあった藍染めの材料 左の丸いカゴに入ったのは、固形状になった藍ですね こちらの工房では、藍建てにココナツの灰やスターフルーツなどを使うようです。

 

こちらは天然染料の材料
こちらは天然染料の材料 マリーゴールドやキーレック、マンゴスチンなど

 

マンゴーの木にたくさん実がなっていました。トタンの塀がいいぐあいにボロボロに。

 

おしゃれなカフェ(多分)もちらほら

 

今回の滞在もあっという間でした。

帰りの飛行機の窓から下をみたら、小さな街の周りに田畑が広がっています。今回知り合った藍の村の人たちは、ここから来ているのかな?あちらの村かな?と思いながら出発。無事にバンコクへ帰ってきました(帰りはジェット機でした!)。

次回はちょっと足を延ばして、藍染めの村へ行ってみるつもりです。

藍染の街 再訪問

藍染の街に再び来ています。ちょうど一ヶ月ほど前に来た街です。

バンコクから飛行機で入ったのですが、なんと今回は小さなプロペラ機でした。そのプロペラ機、バスに大きな扇風機がくっついたかのような風体。きっとこの路線は乗客数が少ないのでしょう。機内に入ると、一列4席しかなく、内部もまるでバスのよう。一瞬不安になります。

そういえば、ボーディングゲートで待っている時、2歳にもならないような男の子が走り回っていて、いや〜な予感がしたのです。

案の定、飛行機にのるやいなや、その子が大声でギャンギャン泣き叫んでいました。そうだよね、怖いし、泣きたい気分だよねぇ、私も泣きたいよ〜、、と、かわいそうに思ったのですが、その後すぐ私は熟睡モードに入ったようで、まったく記憶がありません。

それにしても、こんな時、白い目で見たり、苦情を言ったりしないタイの人。お母さんたちにとっては、子育てしやすい環境でしょうねぇ。

着陸直前にもかなり揺れ、となりの席に窮屈そうに座っていた、キチッとスーツを着た大きな体のタイ人男性が、前の座席にしがみついているのを見てしまいました。彼も泣きたい気分だったのかもしれません。なにはともあれ、生身のまま着いてよかったです(前置き長いな)。

ちょうどバンコクも蒸していて雷雨の予報だったところ。到着前にここへも雷雨が来たらしく、空港のまわりは沼と化していました。街中は涼しくてまるで避暑地にきた気分。爽やかさに歌でも歌いたくなります。

 

一歩バンコクから離れると、やはり別世界です。木造のタイの家が立ち並び、路上にねこや犬がうろうろしていて、人ものんびり。みんな恥ずかしそうにニコッとするのがバンコクの人と違います。タイらしさのまだまだ残る地方都市、やっぱり居心地良しです。

週末なのにガラガラの大通り
週末なのにガラガラのメインストリート このあと犬に吠えられてここから退散

 

こんな家も普通に残っていてびっくり
こんな家も普通に残っていてびっくり

 

早速でかけ、街をうろうろして、藍染めの手紡ぎ手織りストールをみていたら、おしゃれなタイ人カップルが。旦那さんが、買ったばかりらしいストールをしていたので、どこで買ったのか聞いてみました。ついでに立ち話。二人ともバンコクから来ているとのこと。奥さんがアーストーンで非常に控えめな色合いの織りのサロンスカートをはいていたので、そちらも聞いてみれば北タイで買ったとのこと。

タイにはまだ探せばあるんですね、そんなすてきな織りの布が。街の名前も聞いてきたので、ぜひ次回行ってみなければ。

今日の収穫 Indigo scarfs I got today
今日の収穫 Indigo scarves I got today

 

布やマッドミー(イカット)のパーシン(サロンスカート)を買おうと思っていたのですが、今回はストールばかりになりました。昨日も今日も、紙袋をたくさんぶら下げて、遭難しそうになって宿にたどり着きました。

前回シンプルな藍のスカーフを扱っていた男装の麗人もいなかったし、カゴ売りのおばちゃんもいませんでしたが、織りの先生に話を聞いたり、家族で藍を栽培して織っている若い女の子に話を聞いたり、学ぶことも出会いもありました。

それにしても、このストールたちの柔らかさ。綿をふっくら紡いであるので、まるでカシミアのような手触りのものもあります。ひとつひとつ織りの具合もまちまちなので、直接見て選んでいただいたほうがいいかな、、。春と秋の展示に持っていきますね。

 

タイティーでひとやすみ
タイティーでひとやすみ 飲むたびなぜ赤いのか不思議なのですが、誰に聞いても訳を知らない。

3/5追記:タイティーやラオスティーが赤いのは、キュアリングと呼ばれれる加工処理の後に、タマリンドの種を加えるためだそうです。タマリンドは、トムヤムクンに入っている酸味のある豆です。東南アジアでは藍染にも使われています。

 

カリカリポークと空芯菜の炒め物。目玉焼きと。My late lunch; Pad Pak Bung Fai Daeng with Moo Grob.

遅めのお昼ご飯。オムレツを頼んだのですが通じなかったよう←でもそんなのどうでも気にしません。自分で作った空芯菜炒めよりも30倍おいしくてワナワナと感動。おじさんに「美味しかった!」と伝えると、ニコニコしながら「そうか!ところで、君はフィリピン人?」と返されました。

 

日が暮れると空気も冷たく、フェイクファーのジャケットを着ている若い女の子たちをお寺の周りで見かけました。フェイクファー、流行っているの?私もジャケットを持って来ればよかったと思いましたが、さすがにファーコートはね、、。タイの人の体感温度がまったく違うことをこんなとき思います。

猫たちも前足を丸めて縮こまっていました。彼らにとっても寒いようです。

藍染めの街

バンコクへ帰りがてら、藍染めの街を通ってきました。

下調べしておいた、藍染めや織りをしている郊外の村へ行ってみたかったのですが、車をチャーターできるかホテルで聞いてみても、手応えのないフニャフニャの答えに出鼻をくじかれます。

時間もないし、(旅行も終盤で疲れていたし)、それなら布だけでも少し手に入らないか、、、と思い、クラフトを扱っているOTOP(一村一製品運動)のショールームへ行ってみるも、中は夜逃げでもしたかのようにがらんどう。

が、たまたまその隣にあった商工会議所のお姉さんに思い切って聞いてみると、なんと日本語のできる友達に電話をかけてくれたのです。聞けば、藍染めのお店が並ぶ通りがあるというではありませんか。タイ語ができなくても、あたって砕けてみるものですねぇ。

昔ながらのタイスタイルの家が並んでいます
昔ながらのタイスタイルの家が並んでいます

 

ここで持ち手のついた籠を購入
途中、ここで持ち手のついた籠を購入。籠売りのおばさんは、午後に通った時にはすでに店じまいしていて、ここから籠ごといなくなっていました。

 

ここは普通のテーラー。藍染めの服も飾ってあります。

 

藍染め市にて。マッドミー(絣のスカート)を専門に売っていた女性。
マッドミー(絣)のパーシン(サロンスカート)専門のお店。もちろん、天然藍染めで手紡ぎ手織り。センスもよくて柄もきれいに縦横合っています。上手な人が織ったことがわかるのですが、はて、どうやって使おう、、?と考えると買うのを迷ってしまいました。

 

こちらのご夫婦はストール中心。マッドミーもありました。
こちらのご夫婦はストール中心。マッドミーも少しありました。

 

私の持っていた籠を見て「いくらだった?」と尋ねてきたおばあちゃん。自分の自慢の籠をだしてきて「私のはここんとこが細いんだよ」と。二人ともマッドミーで作った巻きスカートやパンツを着用しています。
私の持っていた籠を見て「いくらだった?」と尋ねてきた右のおばあちゃん。自分の自慢の籠を家からだしてきて「私のは、ここら辺の目がこまかいんだよ」と。二人ともマッドミーで作った巻きスカートやパンツを着用しています。

 

タイティーで一服。
タイティーで一服。

 

細いダイヤ模様に柄が浮き出た藍染め布。手織り。二巻き手に入れました。
細いダイヤ模様に柄が浮き出た藍染め布。こちらも天然藍染めの手紡ぎ手織り。二巻き手に入れました。

 

体調不良で始まり、実りのないかに見えた今回の旅も、藍染め布やストールを手に入れることができ、よいシメとなりました。次回は買う気でスーツケースを持って出直します。

松本 サムサラにて

金曜日に、松本の中町まで、「糸はたのしい」の糸紡ぎワークショップに行ってきました。

先生の島津和子さんは、大阪で工房「和空」を主宰し、毎年秋に松本中町通りのサムサラにて、色とりどりの手紡ぎ手織り作品の展示や、紡ぎと織りのワークショップをなさっています。今回の展示でも、秋の紅葉を思わせる色合いの作品が印象的でした。

島津さんとは、何年か前に、私が同じ時期にグレインノートで展示している時においでくださって知り合ったのですが、その後に大阪でバッタリお会いして驚いたことがありました。

原毛を紡ぐ方法を習いたいとずっと思っていたので、このたび鼻息も荒く松本に向かったのでありました。

 

毛の流れを整えて、紡ぐ準備をしていらっしゃる島津さん
毛の流れを整えて、紡ぐ準備をして下さっている島津さん 藍染めの上下がこれまたお似合いでした

 

紡ぎやすく島津さんが用意してくださっていたウールの原毛は、紡いでいくと、色がきれいに重なって糸になっていくのが感動的。よりも甘かったり、時々ダンゴになってしまったり、、、私はまだまだ練習が必要です。

持参したヤクの毛をお願いして整えてもらい、紡いでみると、これがウールに比べ更に難しいことがわかりました。毛が短すぎて、うまくつながらないのです。これも練習ですね。これよりも技術が必要だというカシミアにたどり着くまで、まだまだかかりそうです。

 

原毛とウール
手前が、このたび紡いだウール。左はカシミアの原毛、隣の茶色がヤク。

 

「糸はたのしい」は、松本中町通りの「サムサラ」(Tel: 0263-50-7893)奥の蔵にて、12日(月)まで開かれています。

手紡ぎと手織りのワークショップは、11時半、14時、16時と3回あるので、興味のある方はぜひ参加なさってみてください。色を扱うのって、ほんとうに心が安らぎますね。島津さんの楽しいおしゃべりも加わり、時間をかなりオーバーしてしまった滞在でした。

blog_1st June

クラフトフェアまつもとへの出展も無事に終了、長野の家へ帰ってきました。

Back in Nagano after a beautiful weekend in Matsumoto at that city’s annual “Crafts Fair.”

It seemed there were fewer visitors in 2015 compared with past years. One reason may be that a new crafts fair in Chiba-ken was held on the same weekend. It will be interesting to see the final attendance figures for both venues when they are released.

おいで下さったみなさま、ブースへ寄って下さったみなさま、どうもありがとうございました。あたたかいお心遣いの差し入れもごちそうさまでした!

「去年は買わずに後悔したから、、」「オンラインストアで買えなくて」とおっしゃって下さる方々、また、「ブログをいつも見ていますよ」と声をかけて下さる方も多く、ぼーっとしている私にとって、改めて驚きの連続でした。沢山のみなさまが見て下さっていると知れば、このブログももっとまじめに書かなくては、とも思います。

帰って来て、砂ぼこりだらけになったハンガーや布を洗っています。持ち帰った荷物の中にヒマラヤ杉の針葉があちこちに入っているのを見ると、クラフトフェアが終わったんだなあ、、、と実感するのが、恒例行事となっています。

そういえば、クラフトフェアの真っ最中、ヒマラヤ杉の並木を歩く女性の着ていたブラウスに、思わず目を奪われたことがありました。後ろ姿のドレープがゆらゆらととてもきれいで、一瞬見とれたものの、よくよく見たら私から買って下さったリネンガーゼのブラウスでした。お買いいただいて、そのまま着て下さっていたのです。よくお似合いで、とても嬉しく思いました。

 

クラフトフェアでは、いつものことながら他の方の展示をほとんど拝見出来ず仕舞いでした。前日の金曜に松本民芸館へ行く事ができたのがせめてものなぐさめです。メインの展示室には、もう今ではおそらく手に入らないであろう程の太い梁が使われていて圧倒されます。「美しい物が美しい」という、ちきりやご主人の視点で選ばれた民芸品は、今見ても、新鮮でたしかに美しい手仕事でした。ほとんどがもう作られていないものでしょうね。技術も先細りの一方でしょう。またゆっくり行ってみたいです。

Upon our arrival, we visited the Matsumoto Folk Craft Museum easily accessible by local bus leaving Matsumoto JR station. The museum is housed in an old refurbished traditional Japanese storehouse to which have been added newer wings which serve as a visitors’ entrance and additional display space. The surrounding grounds are quiet and well maintained.

 

さて、次は春夏のオンラインストアです。来週の月曜日、6月8日の21時にオープンの予定です。

Next up, my online shop which we begin Monday, June 8th, at 9pm Japan Standard Time.

 

Matsumoto Folk Art Museum 松本民芸館
Matsumoto Folk Art Museum 松本民芸館

 

Matsumoto Folk Art Museum interior view 松本民芸館内部 大きな梁
Matsumoto Folk Art Museum interior view 松本民芸館内部 大きな梁

blog_19th February

ペナンで過ごすのは三冬目ですが、今年も雨の少ない冬。ここ一ヶ月ほど雨が降らずカラカラだったのが、昨夜ようやく雷雨がきました。一晩中降ってくれて、ホッと一息ついています。

今日は旧正月の元旦。昨日はどこも半日で店じまいしてしまい、これからしばらく、通りはシャッター街のようになります。お正月は親戚家族で過ごすもののようで、年配の住民が多いこのアパートにも、今日だけは次々と車で訪れる若いお客さん達の声がします。あちこちで花火や爆竹が鳴り、獅子舞の太鼓とシンバルが聞こえ、にぎやかなお正月です。

一体、私たちはどこの国にいるの?と思わずにはいられません(ペナンは中華系がとても多い)。

 

バスケット basket
乾燥中

 

写真は、以前買った、蓋付きのバスケットを洗って乾かしているところ。これも、ペナン島の真ん中にある山付近に住むおじいさんが、細々と作っているとのこと。この人も、後継者がいないのだそうです。

「里山のおくりもの かご・ざる」展 松本民芸館 / Exhibition of basketry at Matsumoto Folk Craft Museum

現在、松本民芸館で「里山のおくりもの かご・ざる」展が開かれています。

県内の竹の籠などだけではなく、日本各地のものも、中国、マレーシア、韓国などのアジアや、中南米など世界各地のもの、様々な素材のもの200点ほどが展示されているそうです。

丁度、開催日の28日はペナンに出発する日だったので、私は見られませんでしたが、松本においでの方は是非。この松本民芸館は、中町通りにあるクラフトのお店「ちきりや」さんのご主人で民芸運動の担い手でもあった故・丸山太郎氏が創設、収集なさった民芸品を展示してある館です。

収集達の住むマレーシアでも手仕事が消えつつあることは前にも書きましたが、同じ日本でも同じ運命をたどらないよう願っています。この展示、見たかったです!

Exhibition of International basketry at Matsumoto Folk Craft Museum at Matsumoto, Nagano. 28 October 2014 to 8 February 2015. 「ざる・かご展」松本民芸館にて。

以下引用:

里山のおくりもの ざる・かご展

 かつては農家や杣人(そまびと)の副業として、近くの里山で採った竹や蔓などの材料で丈夫な日用品が作られてきました。生活の中で使われてきたざるやかごなど編組品の美しさをご覧いただきたいと思います。

日 時:平成26年10月28日(火)~平成27年2月8日(日)
会 場:松本民芸館
料 金:大人300円
中学生以下および70歳以上の松本市民は無料
問合せ:松本民芸館(TEL 0263-33-1569)

 

■松本民芸館
〒390-0221 長野県松本市里山辺1313-1
TEL・FAX:0263-33-1569

■The Matsumoto Folk Craft Museum (Matsumoto Mingei-kan)

Access: From Matsumoto JR Station about 20 minutes by bus — Utsukushigahara Line — to the Folkcraft Museum bus stop.
Admission: 300 yen for adult
Opening hours: 9:00am – 5:00pm; latest admission: 4:30pm
Closed Mondays and Dec 29 – Jan 3
Tel: 0263-33-1569

The Matsumoto Folkcraft Museum features exhibits of handmade wood and bamboo items, glassware, china, and porcelain. These items originate not only from this region, but from other parts of Japan and foreign countries as well.

籠のはなし

ペナンで見つけた籠 latten basket I found in Penang

二晩続けて大雨が降って、過ごしやすい日曜日となりました。

昨日は、タイで撮った写真のフィルムを現像に持って行った帰りに、同じ通りにあるペナンで唯一のまともな籠屋さん(この他には、編んだ椅子屋さんとよく分からない籠の問屋もありますが)の店先に、いつもと違うものが置いてあるのを発見。大きな丸い重箱のようなランチボックスもあります。おじさんに聞いてみると、ペナン在住85歳のおじいさんが作った籠だそう。その息子娘のどちらも家業を継いでいないそうです。若い人はこの仕事をやりたがらないから、もう作り手がいないと、悲しそうな顔(この籠おじさんはいつも悲しそうな顔をしているのですが←質問しても買わないと、更に悲しそうな顔を)。

どこかで聞いたことのある話ですね。マレーシアはアジアの国のなかでも物価が高いから、籠作りでは生活していかれないのでしょう。日本に持って帰ることは考えないで買ってしまいましたが、リネンや作った途中の服をとりあえず入れるのに使うつもりです。買ったこの籠をぶら下げて(気分は赤ずきんです)夫・息子と待ち合わせしていたデパートへいくと、すれ違う人々がこの籠をみています。かわいそうだと思っているのか、珍しいからなのか。みんな、もっとこんなのを使えばいいのに、、、そうすれば、松本でみすず細工が復活しそうな動きが出て来たのと同じく、ここでも作る人も出てくるかもしれませんよね。使ってくれる人があってこそ、作る甲斐があるもの。服もそうですよね。

 

籠
これがその籠。持ち手が変わっているのと、丸い角がかわいいです。布も沢山入ります。

 

9月に長野へ帰ったら、まだ気温の高いうちに琉球藍を建てることにしました。おかげさまで腰の調子もすっかり良くなりましたし、アトリエに草木灰も保管してあります。pHを調節するのに、タマリンド(酸味のあるマメ科の植物。トムヤムクンに入っています。)も使ってみたいので、こちらで買って帰ります。今から楽しみです。

フィラデルフィア6日目

フィラデルフィア 考古学博物館 museum in philadelphia

時差ぼけで3人とも朦朧とする頭で(←まだこんな状態)、今日はペンシルベニア大学考古学人類学博物館へ。

時差ぼけには日光に当たるのが効果的だそうなのですが、こんな夏日に日向でぼーっとしていたら、干からびてしまいます。博物館の暗がりの中で、ミイラ鑑賞などして過ごして来たので(ニンゲンだけでなく、飼い猫やワニのミイラもありました。飼い主が死んだ時、有無を言わさず道連れにミイラ化されちゃったんですね、きっと)、今日も、時差ぼけ解消という点では、建設的な1日ではありませんでした。

 

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University of Pennsylvania Museum of Archaeology and Anthropology これがその博物館
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これも博物館の敷地内にあった建物。レンガの並べ方でデザインを出しているのが面白い。

 

素晴らしい建物のなかにあるこの博物館、ミイラやスフィンクスのレプリカだけでなく、一番印象に残ったのは中央スーダン/ナイジェリアの、豪華なシルク刺繍が施されたこの藍染めコットンのローブ(写真下)でした。支配階級や裕福な商人が着ていたそうですが(いつのものかは不明)、日本の藍染めの服とはまた違ったゴージャスな印象ですよね。

 

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Men’s robe from Central Sudan/Nigeria. Indigo-dyed cotton and silk embroidery. コットンの藍染めにシルクの刺繍が入った男性用ローブ

 

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Robe detail/ 上のローブの一部

 

ローマの部屋には、数多くのローマンガラスのコレクションもありました。日本でいえば弥生時代。弥生土器を作っていた頃に、すでにこんな細かい装飾を施した日用品を作っていたなんて、、、。アールヌーヴォーを思わせる優雅な曲線で構成されたオイルボトルのようなものもありました。

 

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Roman glassware/ ローマンガラス 二千年も前のもの 銀化しています

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さて帰りには、ベトナム住民御用達のアジアンスーパーマーケットへ。

ベトナム食材だけでなく、中華の水餃子の皮や刺身用醤油などもあります。ここで豆腐や黒米とココナツのデザート、夫のベトナムコーヒーなどを入手。アメリカに来てからアジア人を殆ど見かけていなかったので、ここに買い物に来ている人たちには、まるで同郷の人に会ったかのような親しみを感じました。嬉しさのあまり、知らないおじさんに話しかけそうになる私、ほとんどこれじゃ変質者じゃないですか。

「日本人は外にでると群れたがる」と批判的な人は言いますが、日本だけでなく、どの国の人だって同じだと思います。夫の一族だってほとんどイタリア系ですし。私だって万が一ここに住むことがあれば、きっと黄色人種と群れていると思います。でも、こんなアジアンスーパーマーケットがペナンにもあったらいいなあ、、(ペナンもアジアですが、たいして品揃えは良くないです)。

タイ・チェンマイの染め工房を訪ねる(2010年12月の記録より)

Entrance to Studio Naenna textile museum, gallery and workshop/スタジオネンナ入口
ネンナ入り口
Entrance to Studio Naenna textile museum, gallery and workshop/スタジオネンナ入口

何年か前にタイのチェンマイで藍染め・手織りで布を作っている工房にお邪魔した時のブログを以前つかっていたブログに見つけ、このまま自然消滅させるのもなんですので、こちらへ持ってきてみました。

工房のオーナーはシンガポール生まれのイギリス人女性で、ラオスのテキスタイル研究家としてとても有名な方。ここチェンマイで手織りの存続運動を続けていらっしゃいます。安い中国の工業製品におされて、どんどんマーケットから手織りや藍染め布が消えていってしまっているこの頃、ここの工房の存在はとても貴重です。チェンマイは空気がとても悪くて行くのを避けていたのですが、この工房に行くだけでもまたチェンマイに足を運びたいと思ってしまうほどなのです。

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藍甕/Vats containing indigo.

 

藍のエサには日本ではふすま(小麦の外側)を炊いたり、日本酒を与えたりするのですが、ここではパイナップルジュースやタイウイスキーを使うと聞いて、おいしそうだなあ、、、と思ったのを覚えています。

藍染された糸。洗って織るそうです。Indigo-dyed yarn.
藍染された糸。洗って織るそうです。Indigo-dyed yarn.

 

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分けていただいた手織り布の色々 Hand-woven fabric from Studio Naenna この時は、一度訪ねてもまだ足らず、翌月また訪ねたのでした。キッド織り、コード織り、イカットなど、少しずつ分けていただきました(写真はボケていますが、、)。

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織り機などが外に。Traditional Thai spinning and weaving apparatus.

外で上のような木製の糸巻き器でのんびり作業をする女性もいましたが、写真を撮るのが恥ずかしくて撮りそびれてきました。(この頃はそんなことも出来なかったのです、、)。