candle Chinese temple

昨日から、南タイに来ています。

ビザの都合で一度マレーシアを出ないとならなかったのです。

フェリーでランカウイ島へ行って、そこからまたフェリーでタイへ上陸する案、ペナンから電車とバスでパンガン島やサムイ島などに行くという案もチラッと出たのですが、どんどん面倒になって来てしまいました。結局、ペナンから出ている国境越えのミニバスに乗りました。これだと乗り換えなし。行き先は南部の街、ハトヤイ。

こうした国境越えのバスというのも、陸地続きの国々ならではのビジネスですね。1000円〜1500円くらいの料金で、ペナンから国境を越え、入国審査を受けるまで待っていてもらえて、それからハトヤイまで連れて行ってもらえるんですから。長野市内から1000円払ってバスに乗っても、きっと長野県から出られないと思います。

ペナンから同乗した人の中に、タイのお坊さんがいたので、席決めに一悶着。お坊さんはタイではとても尊敬されているので、上座と決まっているようです。しかも、女性は隣に座ってはいけないのです。

運転手のおじさんは、自分とお坊さんの間の小さい席に、私の息子を座らせようとしますが、当の息子は「そんなの嫌だ!」と今にも泣かんばかり。知らない大きなおじさん二人に4時間挟まれれば、生きた心地がしないのも分かります。(このお坊さんは、道中ガーガー高イビキでお休みだったので、隣でなくてよかったと私も思いましたが)。

あーでもない、こーでもないと議論の末、運転手のおじさんが、乗客をテトリスのように動かして一件落着しましたが、お坊さんは前と後ろを女性に挟まれていました。女性が隣じゃなくて前後ならいいのか?とは夫の疑問ですが、そんなヘリクツは言ってはならんのですね。

そういえば、去年の夏にタイの東北へ行った時には、ミニバスの中の空調の吹出口に、防虫剤がこれでもかとあちこちにぶら下げてあって閉口したことがあったのです。運転手のオッチャンは、バスを自分のクローゼットと思っているようでした。乗客は虫か??この時はたまらず、目につく防虫剤を全部掴んでバス会社のカウンターへ持って行ったのですが、夫が「黙って我慢しなさい」と反対したのを、今でも私は根に持っています。郷に入れば郷に従えということでしょうか?みなさまなら、こんなときはどうしますか?

帰りは電車で、、と思っていたのですが、早朝出発の便しかなく、結局またミニバスで帰ることにしました。帰りは何も起きないといいのですが、、。

ペナンではあまり外へ出ないので(引きこもり?)、今日は初めてのハトヤイの街でマーケットに迷い込んで、豚の足だの山積みの唐辛子だのを異邦人気分で見るのも新鮮でした。タイの南部はイスラム教徒が多いのかと思ったのですが、ここは中国語の表示が多く、まるでバンコクのチャイナタウンのよう。タイ語が読めなくても、漢字が分かるのってこういう時便利ですね。町中にフカヒレとツバメの巣の看板が目立ちます。

プールで泳ぐつもりで水着を持ってきたものの、それほど暑くもなく泳がずじまい。私のバックパックの中身は常備薬と水着で占められています。持って来なきゃよかった、、、。

デジカメを忘れてきたのですが、写真は沢山撮ったので、現像したらこちらに載せますね。下は、ペナンの家の近所の中華寺にて(この記事に関係ありませんが)。

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