収穫を祝う秋祭りが、先日、近所の神社で開かれました。

長野に帰ってきてもう随分たちますが、毎年「秋祭り・獅子舞奉納」の張り紙を見て行ってみたいと思いつつ、実は今まで足を運んだことがありませんでした。

実家の父と有志のおじさんたちがお神楽保存の運動を始めたこと、父のアイデアで、今年は近所の子供達が神輿を引っ張って神社まで行くということになったため、楽しみにしていた息子や姪っ子、甥っ子たちにくっついて、私も一緒に行ってきました。

 

秋祭り - 8
この後にもらえる綿あめに釣られ、神輿(みこし)を頑張ってひっぱるこどもたち

 

日本の農村にはこのようなお祭りが残っているのですね。

こんな経験は初めての子供たちも、とても喜んでいました。妹曰く「これがおじさんたちだけのお祭りだったら、さみしいね、、」と。子供たちの参加があり、その子供の若い親たちもでてきたので、いっそう賑やかでよかったと思います。獅子舞とお神楽を、子供たちが不思議そうに見物していたのが笑えました。

それにしても、キラキラ華やかな中国の獅子舞を見慣れていると、日本のお獅子はずいぶんと渋くて貫禄がありますね。私が目を奪われたのは、お神楽を載せる台を包む藍染の幕と、お獅子の頭にくっついている藍染の大きな布。どちらも古いもので、濃く藍で染め抜いてあり、ちっとも色あせていません。長い年月使われたためか、ピカピカしていました。

 

秋祭り - 2
神社に到着 三地区の神輿が集結

 

そういえば、私もこの秋はおかげさまで何時になく元気です。

マスク無しでも外に出られるし、ぎっくり腰にもならず(Kさんが送ってくださった真綿を腰に巻いていたからだと思います。Kさん、ありがとうございます!)、せっせと染めて絞ってを延々と繰り返しても、腱鞘炎にもならずに済みました。

収穫祭ではありませんが、こうして無事にシーズンを終えられそうなことに感謝しないとなりません。

 

秋祭り - 3
お神楽に合わせて獅子が舞う (藍染布が気になります)

 

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神社の裏には立派な木と祠が

 

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帰り道にて

 

山もだんだんと色づいてきました。お天気のよい夕方に、外を歩いてみたいです。

 

秋祭り - 1
これは「秋映」かな?白雪姫の毒リンゴのように真っ赤です