泥藍(沈殿藍)を作る

 

先日刈り取って漬けておいた藍葉も、いい具合に発酵が進んでいました。

辺り一面、この藍草の発酵臭がプンプン漂い(都会ではこの方法はオススメいたしません!)、容器の中の藍葉も褐色に変化しています。腐敗する寸前で、次の段階に移ることに。

泥藍(沈殿藍)を作るのも久しぶり。抽出方法もうろ覚えだったので、以前のメモを引っ張りだしてきました。夫は、私の知らない間に苗族の本を斜め読みして予習していたようです。

 

藍草の発酵が進んで、緑が濃くなってきました
藍草の発酵が進んで、緑が濃くなってきました

 

藍草の枝や葉を取り除き、石灰を少しずつ加えて攪拌していきます。混ぜ始めは、白くメレンゲのような細かい泡がでてきます。
藍草の枝や葉を取り除き、石灰を少しずつ加えて攪拌していきます。混ぜ始めは、白くメレンゲのような細かい泡がでてきます。

 

力を入れて混ぜていきます(こちらは二つ目の容器)
力を入れて混ぜていきます(こちらは二つ目の容器)。 このあたりから、液体のにおいが藍らしい香りに激変していくのがよくわかります。

 

邪魔しにきた人
邪魔しにきた人

 

延々と攪拌していくと、藍の色素と水に分かれていきます
延々と攪拌していくと、緑の液体が紺色に。泡が出なくなった頃が反応の終わり。

 

反応が終わったあたりで攪拌終了。しばらく置いて藍色素のみ沈殿させます。200Lの容器二つの攪拌作業に合計で1時間半ほどかかり、私たちも全身に藍の発酵液をかぶってしまいました。

続きはまた数日後に。

 

発酵時に重しにしていた木片。青く染まっていました。
発酵時に重しにしていた木の切れ端。青く染まっていました。

 

家の壁塗りが終わり、腰板を準備したところで、ひとまず終了。ホッとしています。壁が白くなったので、西日を反射して夕方はとても眩しいです(地中海の気分←行ったことないけど)。

ちなみに、屋根は夫が定期的に白いペンキで塗っています。アメリカ南部の貧しい地域では、エアコンを買えない世帯に、(太陽を反射するように)屋根を白く塗ることを推奨しているのだそうです。真夏でもそれほど屋根が熱くならないので、白の効果は大きいです。

白い壁に白い屋根で「ホワイトハウスと呼べるね」とは夫のコメント。まあ、名前だけはホワイトハウスになりましたが、、