Chúc mừng năm mới! (明けましておめでとうございます)

ベトナムの旧正月、テト がはじまりました。

少し前から、通りはシャッター街のようになっています。みんな店をしめて、家族でお正月を祝っているよう。開いている食堂などもポツポツありますが、あまり選択の余地がありません。

焦って市場で開いている数少ないお店を回り、さしあたって食べるだけの野菜や果物などの食材を買って来ました。

ところで、定価のないベトナムでは、買い物は値段の交渉が基本です。

金額を確認しないで買うと、とんでもない金額を請求され、後味の悪い思いをすることも多いですし、レストランやカフェでは、頼んでいないものを会計に入れられたりします。

私たちって、そんないいカモ面しているのか?と思うと、気が滅入りました(自分が悪いんですがね、、)。そのため、ぼったくり天国と呼んで、何年もベトナムを敬遠していた過去があります。でもおそらくそれは、ぼんやりと観光地に滞在していたためかもしれません。

今回の買い物では、ローカル市場で「これは一キロいくら?」と聞けば、どの店でもバンコクよりも若干低い値段がかえってきました。値段に納得いかなければ、買わなきゃいいんですし。観光地の市場では、平気で数〜10倍の値段にしてくるのに。ローカル市民相手のお店の人は、ペラペラ嘘をつくことはしないのだ!と発見。夫は「それが普通でしょ!」と。

今回の滞在中は安心して買い物ができそうです。(時間の余裕があれば、スーパーやコンビニなどで売っているものを見て、現地の物価をあらかじめ知っておくといいですね。ベトナムも来るたびに物価があがっています)。

下は、年越し準備の買い物客でにぎわっていた肉屋で買ったもの。

左は豚レバーのパテ。右はネム・チュアという発酵ソーセージで、ハーブやもち米が入っています。本来はバナナの葉に包まれているそうで、発酵による酸味がすこしあります。どちらも玉ねぎとにんにくがきいていて、なかなかおいしい。

焼きたてのベトナムバゲットを売っているお店は開いています(需要があるでしょうね)。息子はこのパテでサンドイッチを作り、喜んで食べています。

街歩き。このように、カフェなのか、自宅のリビングの延長なのか、よくわからない光景を度々みかけます。

 

このギョッとする建物は、通り道にあるタンディン教会。「ピンク・チャーチ」の名で知られているそう。女性に人気があるらしく、中華系の若い観光客たちが写真のとりあいっこをしているのをよく見かけます。

ちなみにこの教会、外だけでなく、中もピンクづくし。夫がそのピンクづくし写真を見て、「オー、ゴット!!」を連発してました(「食事の後に見たら吐くだろうな」とも)。

植民地時代にフランス人によって建てられたようですが、いつからピンクになったのでしょうか?夫の調べによると、1867年建立、1957年からピンク色に塗られ始めたとあるそうです。ピンク色も再塗装の度にドキつくなってベトナム化していったに違いありません。

建立の時に関わった人たちが見たら泣くかもしれませんが、この南国にはこんなピンクも似合うなと個人的に思います。

近くでおばさんが熱心にイチゴ売りをしていました。(怒られそうなので、こっそり撮りました)。

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