May 2014 Nagano, Japan Pentacon six TL Carl Zeiss Jena Flektogon 4/50 Ektar 100

長野へ帰ってきました。

「日曜日の朝にはカブトムシを捕りに行きたい」と息子が言っていると聞いていたので(夫から)、東京での最終日に、長野市のホームページの熊情報を調べておきました。

今年の目撃は24件とのこと。

長野市の北のほうの山での話かな?(戸隠連峰などがあります)、きっと自宅のある辺りは大丈夫では?と思いつつも、何年か前に、夫と息子がごく近所で熊を目撃しているので、不安もよぎります。東北のほうでも、熊の出没数が例年の3倍とニュースで聞きましたし、、。

土曜日の夜に帰宅し、日曜日の朝には息子に叩き起こされました。結局はその熱意に負けて、ありったけの鈴や笛を持って、カブトムシ探しにいくことに、、。が、幸いなことに、途中のりんご畑で草刈りなどをしている人も多く(結構大きな音がでる)、熊がノコノコ出てこられるような雰囲気ではありませんでした。あぁ、よかった。

まだ朝晩涼しいせいか、森にはカブトムシどころかスズメバチさえでてきていませんでした。もう少し暑くなるまで虫捕りはお預けです。

空振りで帰る道すがら、目の前に広がるりんご畑の緑を見ながら、1日前の朝には満員電車に揺られて渋谷に向かっていたのになぁ、、なんて考えていました。狭い日本でも、2時間も移動すれば、そこは別世界ですね。

May 2014 Nagano, Japan Pentacon six TL Carl Zeiss Jena Flektogon 4/50 Ektar 100

さて、森から帰ってきて、息子の漢字練習と日記の宿題に付き合っていました(いつもは夫が面倒をみていますが)。息子はこれまで日本の学校にまともに通っていないので、日本語を書くのもまだまだ練習が必要なのです。

「丁寧に」「もっと丁寧に」「きれいに」「バランスをみて」「正確に」と自分で息子にガミガミ言っていて、はっと気づくと、それは私が先週の講習中に先生に注意していただいたこととぴったり重なるではありませんか!あらあら、、。

 

主婦ならきっとどなたでも同じだと思うのですが、家事、育児、仕事を限られた時間でこなす必要があれば、最高の質でこなしていくよりも、まずはある程度の質を保ちつつ、さっさと済ませることが最優先されるのではないでしょうか?まさにそんな毎日を送っているうちに、私の場合は、大雑把な性格が増幅されてしまったように感じます。

日曜日の夕ご飯に、中華を作った時のこと。肉を繊維に沿って切り、丁寧にサイズを揃えることで、いつもよりもおいしい一皿(木須炒雞絲)ができました。肉の水分がでにくく、すべて同時に火が通ったからでしょうか。肉の下ごしらえとパターンの仕事を比べるのも非常に安直ですが、ほんの少し丁寧に準備することで、こんなに出来上がりが違うのだなぁと思ったのでした。いつもはどのようにしていたのでしょう、、?反省です。

 

立体裁断の世界も、底抜けに奥が深いということ、知っていたようで全く分かっていなかった、ということを今回思い知りました。パターンも、平らなものをいじっていては決してわからない世界があることも。

大きな課題ができました。

 

ストライプカディコットンのブラウス 2015年作
ストライプカディコットンのブラウス 2015年作

 

このストライプカディのブラウスは、去年作ったもの。洗うと楊柳のようにシワがでて、とてもいい表情です。織りムラがあったので、自分用に一枚下ろしたのです。

今日は歯科へ行くのに、別の綿ローンのブラウスを着て出かけ、帰ってきてこのブラウスに着替えたら、涼しさが80%アップ(個人差あり)。なんと快適なのでしょう。暑いインドの生地、さすがです。

このストライプ生地をとても気に入って、実は、「同じものを」と注文して今年用にも作ってもらったのです。しかし、去年のこの生地とは似ても似つかぬ生地がインドから送られてきたのでした(それはそれでまたよかったのですが)。インドとのやりとりは、やはり難しいです。