大寒を迎え、本格的な冬ですね。今年は気温の高い冬だそうですが、みなさまのお住まいの地域はいかがでしょうか?長野の自宅に置いてきた、墨染用の墨汁がどうなっているのか気になるこの頃です(多分凍っているでしょう)。

サイゴンは過ごしやすい毎日です。日中の日向はそれなりに暑いのですが、木陰はさわやか。たぶん今が一番寒い時期?

ここがバンコクと違うのは、この緑の多さではないでしょうか?フランス人が残したものなのか、街路樹も立派ですし、公園もたっぷり緑が植えられています。家々のバルコニーには植物が生い茂っています。

前から行きたかった、近所の自然食品店に行った時のこと。店主の女性が日本語を上手に話すので、聞いてみると旦那様が日本人とのこと。8歳になるかわいい娘さんを呼んできてくれたのでちょっとおしゃべりしました。

彼女は小学校2年生の終わりまでベトナムのシュタイナー学校に通い、今年から日本人学校へ行っているそう。日本語の読み書きが大変で、勉強についていくのにとても苦労しているようです。どこかで聞いたような話(息子と同じ!)。

ベトナムとの習慣も違うため、日本人の同級生に何かとからかわれたりもしているとのこと。ここはベトナムなのにね。いい友達を見つけて味方になってもらうといいよ、と言って帰ってきました。

なんだか我が息子が3年生から日本の小学校へ行き始めた頃のことを思い出しました。新学期に自己紹介がうまくできず、「しゃべれないなら一年生へ戻れ!」と同級生に言われて泣いたとか、、。親は心配でしたが。。そんなことが嘘のように、その後みんなと仲良くなりましたけれど。

こういう思いをしておくことがいいことではありませんが、日本人が世界で一番偉いと思い上がることもなく、人には違いや個性があるのだとわかる人間になるでしょう。慣れるまでしばらくつらいでしょうが、来年の今頃には彼女も楽しく学校に行っているといいなと思います。

ちなみにこの子のお母さんである店主さん、理系大学卒業後、起業コースで勉強をして事業を興したのだそうです。何人もスタッフを雇ってお店も忙しそうでした。ベトナムには、こんな頑張る若い女性が沢山いますね。

上はある日に食べた鶏のおかゆ(チャオ・ガー)。ターメリックが少し入っているのかちょっと黄色っぽく、さらっとしています。生姜の入ったタイのおかゆと違うのがまた面白いです。