ベトナムに度々おいでになっている峰雪さん(豆シャンプーとソープナッツをいただいています)と、夕方お会いすることになっていました。その前に、待ち合わせ場所近くのホーチミン市博物館へ。最近はバスに乗ることを覚えたので、炎天下を無意味に歩く必要もなく、中心地へ行くのも楽々です。

博物館の敷地前を通ることはあっても、あまりに閑散としているので、まさか中に入れるのだとは知りませんでした。博物館だと知ったのも、つい最近。市の博物館といえば、どこもひたすら地味で、昔なつかしい道具やジオラマが、ほこりをかぶった中に展示されている、というイメージ。

ここはそんな市博物館の定番に加え、抗仏戦争、ベトナム戦争関係の展示物が満載です。ベトナムの歴史は、侵略と戦争抜きには語れませんよね。

そして、なんといってもすばらしいのは、その建物。植民地時代にコーチシナ総督のお屋敷としても使われたそうですが、「これをひとり占め?!」と叫びたいほどの贅沢。壁のしっくいのはげたところも感じがよく、タイルや木部のペンキの色もなんともいえない色に変化していて、歩き回っているだけで頭がくらくら、、、鼻血がでそうでございました。

峰雪さんとお会いしてご飯を食べた後は、カフェへ。

古いショップハウス(ウナギの寝床のような店のつくり)の中にあるカフェは、レトロな雰囲気。居心地がよく、若い子たちが楽しそうに長居していました(残念ながらいい写真がありません!)。

ローカルなカフェは街の至るところにありますが、おっ!と足を留めてしまうことも度々。色遣いの良さや古いものを取り入れるセンスは、アジアの中でもベトナムの人が飛び抜けていると思います。こういう感覚はタイではないなぁ、、。

これからのこと、ベトナムの手仕事や、活躍しているベトナム女性たちについて、おもしろいお話をたくさん峰雪さんに伺いました。翌日は車で郊外に向かうという峰雪さん、今回の旅でもあちこち飛び回っています。サイゴンの人のパワーにも負けていません。私も頑張らなきゃと感じました。