フィラデルフィア 考古学博物館 museum in philadelphia

時差ぼけで3人とも朦朧とする頭で(←まだこんな状態)、今日はペンシルベニア大学考古学人類学博物館へ。

時差ぼけには日光に当たるのが効果的だそうなのですが、こんな夏日に日向でぼーっとしていたら、干からびてしまいます。博物館の暗がりの中で、ミイラ鑑賞などして過ごして来たので(ニンゲンだけでなく、飼い猫やワニのミイラもありました。飼い主が死んだ時、有無を言わさず道連れにミイラ化されちゃったんですね、きっと)、今日も、時差ぼけ解消という点では、建設的な1日ではありませんでした。

 

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University of Pennsylvania Museum of Archaeology and Anthropology これがその博物館
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これも博物館の敷地内にあった建物。レンガの並べ方でデザインを出しているのが面白い。

 

素晴らしい建物のなかにあるこの博物館、ミイラやスフィンクスのレプリカだけでなく、一番印象に残ったのは中央スーダン/ナイジェリアの、豪華なシルク刺繍が施されたこの藍染めコットンのローブ(写真下)でした。支配階級や裕福な商人が着ていたそうですが(いつのものかは不明)、日本の藍染めの服とはまた違ったゴージャスな印象ですよね。

 

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Men’s robe from Central Sudan/Nigeria. Indigo-dyed cotton and silk embroidery. コットンの藍染めにシルクの刺繍が入った男性用ローブ

 

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Robe detail/ 上のローブの一部

 

ローマの部屋には、数多くのローマンガラスのコレクションもありました。日本でいえば弥生時代。弥生土器を作っていた頃に、すでにこんな細かい装飾を施した日用品を作っていたなんて、、、。アールヌーヴォーを思わせる優雅な曲線で構成されたオイルボトルのようなものもありました。

 

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Roman glassware/ ローマンガラス 二千年も前のもの 銀化しています

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さて帰りには、ベトナム住民御用達のアジアンスーパーマーケットへ。

ベトナム食材だけでなく、中華の水餃子の皮や刺身用醤油などもあります。ここで豆腐や黒米とココナツのデザート、夫のベトナムコーヒーなどを入手。アメリカに来てからアジア人を殆ど見かけていなかったので、ここに買い物に来ている人たちには、まるで同郷の人に会ったかのような親しみを感じました。嬉しさのあまり、知らないおじさんに話しかけそうになる私、ほとんどこれじゃ変質者じゃないですか。

「日本人は外にでると群れたがる」と批判的な人は言いますが、日本だけでなく、どの国の人だって同じだと思います。夫の一族だってほとんどイタリア系ですし。私だって万が一ここに住むことがあれば、きっと黄色人種と群れていると思います。でも、こんなアジアンスーパーマーケットがペナンにもあったらいいなあ、、(ペナンもアジアですが、たいして品揃えは良くないです)。