オーガニックな藍建て

このウェブサイトに情報を少しずつ足したり、制作の上で変化していることも追加したり、、という作業を再開しています。思い切って構成を変えてみようかとも思ったり、、さて、春までに終わるのでしょうか?!

さて、藍染めのページを書き足すに当たって、改めていろいろ読んだりネットで調べたりしていますが、「オーガニック藍」という言葉を度々見かけました。

無農薬で藍は栽培できます。虫にはそれほど食べられません。——「タデ食う虫も好きずき」というくらいで、タデ科タデの葉は辛く、蓼虫しか食べません。タデ科であっても、藍に辛味はないそうですが。

ですから、無農薬で育てた藍を使い、自然で無農薬の材料を使って藍建てして染めたものを「オーガニック藍」と呼んでいるのかな、という印象です。「灰汁建て天然発酵」という説明だと分かりにくいかもしれませんしね。

ふーーーん。

そんなことを思っていたら、果糖をつかって藍建てする方法を記した資料を見つけました。アフリカなどで伝統的に行われてきた方法のよう。藍の分子にくっついた酸素を、果糖が離す働きをするのだそう。

オーガニックがどうのというより、これは面白そうな実験です。果糖の抽出にちょっと手がかかりますが、長野に帰ったら小さな甕で試しにやってみたいです。

昨年7月の藍畑 Our indigo patch. July 2016
昨年7月の藍畑 Our indigo patch. July 2016

フィルム

年末に中国福建省でスライドフィルムを4本撮りました。が、バンコクにある、フィルムをいつも持ち込んでいたラボが、スライドの現像をやめてしまったので困っていました。

日本に持って帰るのも、空港のX線のこともあり面倒。なので、ここで現像してもらえるところを探し、思い切って持って行ったのが2週間ほど前。出来上がったので取りに行ってきました。

あぁ、やっぱりデジタルと比べて格段に美しい色です。

スライドフィルムを使うはもうやめようと思っていたのですが、これをみるとまた撮りたくなります(←簡単に決心の揺らぐ人)。たいした写真でなくても、「撮っておいてよかった」と思えます。