アトリエにまだまだりんごがたくさん置いてあります。土間が寒いので、冬の間の食料の保存には最適な場所なのです。

日本に帰ってきてから、夫が毎日家にりんごをかかえて持って行き、煮りんごを作っています。煮りんごの合間には干しりんご。そういえば、アップルバターを作ると言っていたのはどうなったんだろう?私は作ったことがないのですが、茶色になるまで煮詰めて作るそうです。今度リクエストしてみます。

息子はほぼ一日、実家で味噌の仕込みのお手伝い。姪っ子と交代で、煮た大豆をすりつぶす役をしていました。なまけて遊んでいるかと思えば、「面白かった!」と後で何度も言うほどだったので、ちょっとは役にたったのかもしれません。父と母の仕込む味噌はうまみが濃くてとてもおいしいので、私も楽しみ。

それにしても、この大豆ミンチ機(というのかな?)がレトロで格好いいではありませんか。部屋に飾ってもよさそう(邪魔か)。

体験入学をしている小学校でも、去年は種まきから米作りを経験させていただきました。普段食べているものがどうやって作られているのか、子供の頃にこうして学ぶ機会があるのは幸運だと思います。

サイゴンにいる時から、インドのジャイプールの木版プリントの工房とやりとりをしています。バグルーとサンガネールという、木版で知られる土地のものを見せてもらい、悩みに悩んで注文したところなのです。色は藍系を中心に選びました。

でも、在庫があるというから安心して選んだのに、早速言うことが違います。「ストックがなくてこれからプリントしないとならない。だから、似たようなのを送ってもいいか?」とのこと。おじさんが勝手に選んだのを送ってくるなんて、そんなのやめてぇー!と叫びたいのをグッとこらえ、平静をよそおい代替柄を注文。一番気に入っていたものは、もう作れないという返事(こちらも新事実)ですし、、、。さすがインドです。

新たにプリントするのにかかる時間は三週間というのですが、この調子ではきっと三ヶ月くらいかかるだろうなぁ。その上、また違うものを送ってきそうで、いまから恐ろしくて身震いしています(でも木版はインドじゃないとできないですしねぇ)。

なので、この木版プリントは来年の準備なのです(インドとのやりとりは、時間に余裕をもってすすめることを学びました)。

 

上の画像は、コットンリネンガーゼのブラウス。ノリ抜きをしたのですが、繊維がまだ毛羽立つので、再度洗いをかけて干しているところ。

一枚のブラウスにつき、洗いのみの合計が一時間。このぐらいでよしとします。洗ったはいいけれどスッキリ乾かない。今日は雪の予想でした。太陽が出てくれないかなあ。