津軽こぎん刺し

「津軽こぎん刺し」は、しばらく前に図書館から借りていた本です。

木綿が育たなかったこと、藩から贅沢品である木綿の着用を禁じられていたために、目の荒い麻に糸でししゅうを施して着ていたことから生まれたこぎん刺し。これだけの洗練されたデザインに発展させたのは、名もない農民女性たちだったのですから驚きます。

しかし、津軽の冬を荒い麻布の服で過ごすなんて、想像しただけでも過酷な毎日です(最低気温は長野市の方が低いのですが、津軽は寒い時期が長い)。

布自体も大変貴重だったことが伺えます。こぎんがすりきれてきたら更に上から刺したり、とっておいた少しの布を当てて補強に使っていたこと、汚れが目立つようになると藍で上から何度も染め直して着たことなど、いかに大事に使われてきたか書かれていました。

安物を使い捨てる今の時代は、服や布の価値がぐんと低いですよね。染め直しや補修してまで着たいと思える服に簡単に出会う機会はまずありませんし、、。

私も、末長く着ていただけるものを作る努力をするのはもちろんのこと、こぎん刺しはとても真似できないけれど、いいものを選んで大事に使う精神を失ってはいけないなと思います。

 


 

パターンをもう少し作って、来週には私も出発です。到着を待っている分のカディ(あと二件分)がまだこないので、ストーカーのように毎日メールで催促しています。これはもう間に合わないかも。

先日、同じくインド(グジャラート)のこだわりの自然系生地問屋から、オフホワイトのオーガニックコットンをためしに送ってもらいました。こちらはスムーズに着きました。

この布、漂白加工もしていないし、すでに糊抜きがしてあって、染める準備ができている生地なのです。カディの染めに苦労しているので、とても助かります。こちらは仕立ててから草木染めすることに決定。水通ししたら縮みそうなので、伸縮率を計算してパターンを作ります。

 

最近は屋内での作業が続き、運動不足気味です。お腹もすかないし、、。歩くと体調がよいので、なるべく犬の散歩などに付き合っています。

上の写真は、カメラを持って妹の犬と弟の犬の散歩へいったときのもの。色が濃くなってきた山の紅葉を撮りたかったのですが、帰って来てみたらカメラの中は犬の写真ばかりでした。