冬日

今日はこの冬一番の冷え込み。昨晩洗って外に干しておいた服(作業着)が、今朝みごとに凍っていました。リネンのパンツとチュニックはパリパリ、コットンのアームカバーはピーンと立って、逆さにしても形がそのまま。(真冬の一番寒い時期には、干しているそばから凍るのですが)。いよいよこの時期がきましたか。

 

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屋根の工事も、あともう一息で終わりです。一週間か十日ほどでチャッチャと終えるつもりが、雨の日もはさんで3週間もかかってしまいました。屋根で体力を使い果たしているらしく、下に降りてくると指の先まで冷たくなっています。温かいお茶を飲みつつ、あともう少し頑張ります。

私が毎日屋根の話ばかりするので、夫はうんざりしているらしく、何か思い出して口を開こうとすると「また屋根の話?」と。今はもう屋根のことで頭がいっぱいなのです。まあ、新しいインド料理のレシピを毎日聞かされる私の気持ちが、少しわかったのではないでしょうか?

 

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さて上は、アメリカから送ってもらった、フリースの最高峰P社の布。自分と家族のための簡単な上着を作る予定です。

この冬は移動が多くなりそうなので、かさばるウールのジャケットの代用を考えていました。雑に扱っても耐えられそうな、手入れの簡単な何かがないかな?と思っていた時、(山登りをする方はご存知だと思うのですが)北欧のアウトドアウェアメーカーのフリースジャケットを知りました。

山のような極限環境では、命を守るため、用途別に様々なものが開発されているのですね。いくらコットンとリネンが好きだといえ、そんな服でまともな山に登ったら、私ならば即肺炎でしょう。

このP社のフリースは、ストレッチも効いていて、厚くてふかふか、マシュマロのよう。化学繊維は好んでは着ないのですが、これなら着てもいいかな、と思えるほど。自然素材のように、使い込んでいい風合いが増していくことはないでしょうが、どんな風に古くなっていくのか観察してみたいです。まずは、自分たちの上着を作る時間があるのかどうかが目下の問題です。

そういえば、1920~30年代にエベレスト登頂したイギリスの探検隊の本を、しばらく前に夫が読んでいました。その本には、ツイードのジャケット姿に簡単なブーツを履いた隊員たちの写真が載っているのですが、まるでちょっとそこまでハイキングへ行くかのような軽装。こんな装備は今では考えられないこと。この装備を補ってなお余りある強靭な体力を持っていたのでしょう。

テクノロジーがどんなに進んでも、人間の精神力や体力までが進歩するわけではないのだなと思ったりします。