中世の袖

"Bibliotheque Nationale" in Vientiane/これはヴィエンチャンの図書館

 

大雪続きで大荒れの日本の様子をニュースで読んでいますが、みなさまご無事でしょうか?実家の辺りでも、1mほど積もっていると母に聞きましたが、もうそうなると外出もままならないですよね。私も日本へ帰ったら、非常食のチェックをせねばなりません。夫が言うには「シェイクスピアの時代(16世紀ごろ)にもミニ氷河期があって、夏まで雪が残り、テムズ川も凍った」そうなので、異常気象はいつの時代にも起きることなんじゃないの?とのことですが、できれば起きてほしくないです。ペナンも一ヶ月以上雨が降らずカラカラで、雨乞いの踊りでもしたい気分だったのが、ようやく昨晩まとまった降雨があり、ほっと一安心しました

さて、家から緑の並木道を歩いて15分ほどのところに子供用の図書館があります。旧植民地時代の古い建物を一部利用した館で、素晴らしいのは英語の本が豊富なこと。もちろんマレーシア語、中国語、タミル語(南インドの言葉)の本もあります。そして、いつ行ってもガラガラ。子供向けに噛み砕いたテキスタイルや建築の本もあって、なかなか面白いです。

最近、息子が凝っているのは、中世の城と海賊について。「Castle & Knight」という本を見ていたら宗教画などから推測したであろう、貴族から農民まで当時の人々(10〜16世紀)の衣装を再現したもの写真があります。貴族の男性は大人から子供までみごとな提灯袖のオンパレード。綿か麻のような簡素な農夫の服もなかなかです。甲冑は25kgの重さがあったそうです!

日本人的思考で、こんな巨大な提灯袖を着ていたら戸口のところで袖がひっかかるのでは?と思ったりするのですが、それはお城に住んでいるのですから問題ないですよね。この袖は、装飾(振り袖の様に)と、動きやすさという機能性を併せ持っていたに違いありません。女性の衣装はというと、頭に角隠しの様な布をかけ、地面まで垂れそうな長い袖のドレスを着ています。これじゃ動けないじゃないですか。やはり私にとって面白いのは、男性の提灯袖や、農夫の服なのです。

"Bibliotheque Nationale" in Vientiane/これはヴィエンチャンの図書館
“Bibliotheque Nationale” in Vientiane/ これはヴィエンチャンの図書館。名前がこうなのは、フランス統治時代の名残でしょうか。