籠のはなし

ペナンで見つけた籠 latten basket I found in Penang

二晩続けて大雨が降って、過ごしやすい日曜日となりました。

昨日は、タイで撮った写真のフィルムを現像に持って行った帰りに、同じ通りにあるペナンで唯一のまともな籠屋さん(この他には、編んだ椅子屋さんとよく分からない籠の問屋もありますが)の店先に、いつもと違うものが置いてあるのを発見。大きな丸い重箱のようなランチボックスもあります。おじさんに聞いてみると、ペナン在住85歳のおじいさんが作った籠だそう。その息子娘のどちらも家業を継いでいないそうです。若い人はこの仕事をやりたがらないから、もう作り手がいないと、悲しそうな顔(この籠おじさんはいつも悲しそうな顔をしているのですが←質問しても買わないと、更に悲しそうな顔を)。

どこかで聞いたことのある話ですね。マレーシアはアジアの国のなかでも物価が高いから、籠作りでは生活していかれないのでしょう。日本に持って帰ることは考えないで買ってしまいましたが、リネンや作った途中の服をとりあえず入れるのに使うつもりです。買ったこの籠をぶら下げて(気分は赤ずきんです)夫・息子と待ち合わせしていたデパートへいくと、すれ違う人々がこの籠をみています。かわいそうだと思っているのか、珍しいからなのか。みんな、もっとこんなのを使えばいいのに、、、そうすれば、松本でみすず細工が復活しそうな動きが出て来たのと同じく、ここでも作る人も出てくるかもしれませんよね。使ってくれる人があってこそ、作る甲斐があるもの。服もそうですよね。

 

籠
これがその籠。持ち手が変わっているのと、丸い角がかわいいです。布も沢山入ります。

 

9月に長野へ帰ったら、まだ気温の高いうちに琉球藍を建てることにしました。おかげさまで腰の調子もすっかり良くなりましたし、アトリエに草木灰も保管してあります。pHを調節するのに、タマリンド(酸味のあるマメ科の植物。トムヤムクンに入っています。)も使ってみたいので、こちらで買って帰ります。今から楽しみです。